2026年 メモリ不足でPC価格が跳ね上がる見通し

AI技術の急速な発展の影で、2026年のPCおよびスマートフォン市場に深刻な価格上昇の波が押し寄せている。複数の調査機関のデータによると、世界的なメモリ不足とAIサーバーへの供給集中により、私たちが普段使用するデジタルデバイスの価格が大幅に跳ね上がる見通しだ。

この価格高騰の根本的な原因は、AIデータセンターの急成長にある。AI処理に必要なDRAM(主記憶装置)の需要が爆発的に増加しており、大手メモリベンダーでさえ在庫不足に陥っている。

市場調査会社TrendForceの最新調査によると、メモリメーカーは生産能力をサーバー向けやHBM(広帯域メモリ)などのAI関連製品に優先して割り当てており、その結果、PCやスマートフォン向けの汎用DRAMの供給が絞られ、2026年第1四半期のDRAM契約価格は前四半期期比で55〜60%も上昇すると予測される。

さらに、ストレージに使われるNANDフラッシュメモリにおいても、メーカーが利益率の高いデータセンター向けSSD(エンタープライズSSD)を優先しており、PC向けのクライアントSSD価格は40%以上の上昇が見込まれている。

このコスト増は、最終製品の価格に直接跳ね返る。フォーブスはIDCの分析を引用し、2026年のPC価格は平均で8%上昇すると指摘している。