編集注:多くの人は「味がしょっぱくなければ健康的だ」と思いがちですが、実はそうではありません。以下の9種類の食品は食べてもしょっぱさを感じにくいものの、ナトリウム含有量が非常に高いため、気づかないうちに摂取しすぎてしまい、健康に大きなリスクをもたらす可能性があります。
ナトリウムは人間にとって欠かせない成分で、体内の電解質バランスを保ち、神経伝達を促進し、筋肉の正常な収縮や弛緩を助けます。しかし、長期的に過剰摂取すると高血圧を引き起こし、心臓病や脳卒中のリスクも高まります。台湾の衛生福利部は「1日のナトリウム摂取量は2400mg(=食塩6g)を超えないこと」を推奨しています。
ナトリウムが多い意外な食品一覧

- 麺線(台湾のとろみ細麺スープ):まさかの第1位。製造過程で塩水に浸すため、ナトリウムを大量に含みます。食べる前に熱湯でゆでこぼすとナトリウムを減らせます。
- 冷やし中華:一見ヘルシーですが、かんすい(アルカリ水)を使っているため、通常の麺よりナトリウムが多く、さらにタレを加えると含有量は増します。
- 食パン:ナトリウムが意外に多く、ジャムや具材をのせればさらに増加します。
- スポーツドリンク:運動していないときに飲むとナトリウム過多になりやすいため、運動中や運動後に飲むのが適切です。
ナトリウム過剰摂取を警告する4つの症状
以下の4つの症状が出ている場合、ナトリウムを摂りすぎている可能性があります。
- 食欲増加:塩分の強い食べ物は食欲を刺激し、つい食べ過ぎてしまいます。
- 強い渇き:塩分を摂りすぎると喉が渇き、糖分の多い飲み物を余計に飲んでしまうことがあります。
- むくみ:ナトリウムを多く摂ると体が水分を溜め込み、まぶたや手足の腫れを引き起こします。
- 尿量増加・頻尿:体内のナトリウムが過剰になると、腎臓が排泄を促進しようとして尿量や回数が増えます。
注意が必要な4つの高リスクグループ
以下の人は特にナトリウム摂取量に注意する必要があります。
- むくみやすい人
- 腎臓病の患者
- 心血管疾患の患者
- 高血圧の人
美味しい食事と無理に別れなくても大丈夫! 栄養士の減塩アドバイス
ナトリウムを減らすことは「美味しい食事を我慢する」ことではありません。以下の工夫で、健康的に楽しむことができます。
- 香辛料で下味をつける:ハーブ、パクチー、唐辛子などを使って、塩の使用量を減らす。
- 果物で味付け:サラダや和え物に果物を取り入れて自然な甘味と酸味を活用する。
- 素材そのままを食べる:加工食品を避けることで、不要な調味料の摂取を防ぐ。
- 栄養表示を確認・自炊を心がける:食品ラベルを読む習慣をつけたり、できるだけ自分で調理する。
(翻訳編集 華山律)
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