「間質(かんしつ)は、皮膚の下や、胃や肺といった臓器、血管、筋肉に沿った層など、人体のさまざまな場所に存在しています。
長い間、科学者たちが解剖の際、無意識に体の間質組織の構造を破壊してきたために、その中の液体が空になり、顕微鏡で見ると単なる構造組織の層になってしまったため、発見されなかったと考えられています。
人体図をよく見ると、間質は中医学の「経絡(けいらく)」に非常に似ていることが分かります。
不思議な経絡
「経絡」は経脈と絡脈の総称で、中医学では、気血を全身に運び、内臓を連結し、人身を養っていると考えられています。
例えるなら、経絡は人体の高速道路のようなもので、気血や栄養など、生きるために必要なものは絶えず流れているのです。スムーズに流れれば、体もリラックスして元気になりますが、長時間の渋滞や何かの問題が発生すると、その影響が広く及び、その結果、活力の低下、頭痛、脱力感などの初期症状が現れます。
経絡には「ツボ」と呼ばれる重要なポイントがたくさんあります。これは高速道路の重要な停留所のようなもので、気と血が収束して内臓の経絡回路に出入りする特定の場所と考えて良いでしょう。
古代中国の医学者たちは、特定のツボを刺激することで、特定の部位の痛みや不快感を和らげたり、あるいは治したりする特別な効果があることを発見しました。
ツボごとに効果が異なり、複数のツボを組み合わせることで、新たな効果を生み出すこともできます。
経絡の存在を科学的に証明
中医学の経絡・経穴(けいけつ)理論は長い間、西洋医学には受け入れられていません。なぜなら、西洋医学は解剖実証方式を採用していて、人体を解剖しても経絡が発見されなかったことから、存在しないとしていたのです。
実は、気血の振動周波数は「可視スペクトル」内になく、肉眼で見えるものではありません。しかし、最先端の科学研究者の中には、先進的な機器を使って「経絡・経穴」の存在を発見した人もいます。
例えば、ロシアの量子力学物理学者コンスタンティン・コロトコフ博士は、生体が放出しているエネルギー(電子)を光として視覚的に撮影するというバイオエレクトログラフィー技術(GDV)により、人体に明るい点が存在することを発見し、ツボの場所と一致していることが明らかになりました。
2021年、人体の経絡に沿って移動する光が初めて観察され、経絡の存在が実証されたのです。
詳しくはEPOCH TVをご覧ください。
https://www.epochtimes.jp/2023/02/135464.html
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