イタリアの小さな町 上空から見ると巨人のようだ

シチリア島イタリアと地中海で最も大きな島です。もしこの地を訪れる機会があれば、島にある奇妙な小さな町を訪れてみてください。この町は人口が5000人余りしかおらず、大文字の形をしています。上空から見下ろすと、まるで眠っている巨人のように見えます。

チェントゥーリペと呼ばれているこの町は中世風の小さな町で、シチリア島の中部、エンナ県(Province of Enna)に位置しています。この町は、有名な活火山であるエトナ火山(Mount Etna)の近くにあります。

チェントゥーリペの建物は約732メートルの丘の上に建てられており、エンナ(Enna)とカターニア(Catania)間での戦闘にとって、有利な防衛地点となっていました。

これらの建物は5つの異なる方向に広がっており、非常に特異な構造を作り出しています。上空から見ると、この構造は頭と四肢を持つ人間、五角星、あるいは翼を広げて飛ぶツバメのように見えます。また、この構造はイタリアの画家、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた『ウィトルウィウス的人体図』に似ているとも言われています。

チェントゥーリペの空中写真(Shutterstock)

この町の独特な構造は、西暦 16 世紀にまで遡ると言われています。これらの小道は人々が動物を使って輸送するために設計された、ユニークな小道で知られています。狭い通りや曲がりくねった階段が山の谷へと伸びています。

陳俊村