大切な人を失うことは誰にとっても非常に辛いことですが、もし本当に死が存在しなかったらどうなるだろうか、と考えたことはありますか?　ある有名な科学者は「人の肉体の死は生命の終わりではない」と指摘し、また有名な脳外科医は自身の臨死体験によって「死後の世界は存在する」ことを確認しました。

東洋人は古代から前世があると信じており、今ではこの考え方が科学界で広く知られるようになっています。死は本当にただの幻覚なのでしょうか？

ロバート・ランザ博士は、2014 年に TIME 誌で「世界で最も影響力のある 100 人」に選ばれ、アステラス製薬のグローバル再生医療部門の責任者であり、アステラス再生医療研究所の最高科学責任者でもあり、また、ウェイクフォレスト大学医学部の教授も兼任しています。彼は「死は終わりではなく、新たな時間の始まり」と主張しています。

たとえ肉体が死んでも、私たちは「20ワットのエネルギー」の形で存在し続けます。身体は必ず滅んでも、意識が生き続けるかもしれません。20 ワットのエネルギーの泉が脳内を駆け巡るようだ、と述べています。

このようなエネルギーは人が死んだ後に消失する、と考える人もいるかもしれません。しかし、ランザ博士は「エネルギー保存の法則」が宇宙の基本原理で、科学において最も信頼できる公理の1つであることを強調し、「死亡しても、エネルギーは消えるわけではありません。このエネルギーは1つの世界から別の世界に伝わるのでしょうか」と言いました。

ランザ博士は30冊以上の書籍を執筆し、数百篇の科学論文を発表しており、「生物中心主義」と呼ばれる新しい科学理論を提唱しています。この理論では、「マルチバース」（多元宇宙論）と「複数の宇宙」の概念が「平行宇宙」と類似しており、「数え切れないほどの宇宙があるから、ある宇宙で何が起こっても不思議ではありません。死は実際には存在しません」と彼は書いています。

多くの人が経験した臨死体験は本当に存在するでしょうか？　肉体が死んでも、生き続ける意識は「魂」なのでしょうか？　有名な脳外科医の臨死体験から、死後の世界がある事を確信できます。

神経科医師の「天国の旅」

エベン・アレグザンダー博士は、デューク大学医学大学院でM.D.（医学士）を取得し、デューク大学、ハーバード大学、マサチューセッツ大学、バージニア大学医学部で脳科学を教えてきました。2008年の深夜、彼は激しい頭のけいれんで倒れました。普段は健康でしたが、僅か数時間後、瀕死状態になりました。

家族が彼を病院に連れて行ったとき、彼は既に意識不明の状態で、細菌性髄膜炎が脳全体を蝕んでいると診断されました。医師からは脳の活動が完全に失われ、生存の可能性はわずか２％だと告げられました。しかし、驚いた事にアレグザンダー博士は一週間後に奇跡的に目を覚ましました。

科学者である彼は、これまで「別の世界」が存在することを考えておらず、昏睡状態に陥った間に「別の世界」に入り、自分が「幻覚」と呼んでいたものを体験しました。

アレグザンダー博士：「最初に暗い領域を通り抜けて、渦巻く白い光がそこから救い出してくれました。それはどんどん近づいてきて、私の周りにリアルな世界が広がってきました」と回想しています。

彼の意識は巨大な蝶の翼に付着していました。深い青色の瞳の美しい妖精が微笑みながら現れ、彼を「活気に満ちた新世界」に導きました。

「そこは緑豊かな植物が生い茂る谷で、滝が水晶のように透き通った池に流れ込み、ピンクと白の綿菓子のような雲が暗い青空に浮かんでいました。木々、野原、動物、人々、水が流れ、そして雨があります。揺れる水面からは霧が立ち上り、水中には魚が泳いでいます。」アレグザンダー博士はまた、巨大な神を感じました。神が話す時、空間全体が震動しました。

（つづく）