イギリス・ノーフォーク州の男性が釣りに出かけた際、船に乗せられないほどの巨大なヒラメを釣ってしまい、海に放す前に一緒に写真を撮りました。
8月9日付のイギリス紙「デイリー ミラー」によると、旅行代理店を経営している45歳のポール・スティーブンスさんは、普段からイギリスのアングラー(釣り人)のためにノルウェー北部への海釣り旅行を手配しています。
ある日、スティーブンスさんはアングラーを船に乗せて、ノルウェーのロフォーテン諸島沖まで案内しました。彼は休憩時間を利用して釣りをしていたところ、なんと体長7.5フィート(約2.3メートル)、重さ400ポンド(約181キログラム)のヒラメがヒットしたのです。
スティーブンスさんは、死んだ黒タラを餌にしてヒラメを針にかけたところ、ヒラメは浮上したり潜ったりを3回ほど繰り返し、半マイル(0.8km)離れたところまで船を引っ張りました。
スティーブンスさんは経験豊富なアングラーです。「海底から水面に魚を引き上げるのに20分もかかった。他のアングラーだと2時間くらいかかる場合もあるよ」と語っていました。
魚は重くて船に乗せられないので、スティーブンスさんは海に飛び込んで一緒に写真を撮り、釣り針を外してヒラメを傷つけずに海に戻しました。
★(写真を見るにはここをクリックしてください)
これほど大きな魚は、秤では量れません。魚の重さの測定や計算には、一般的な計算式が使用されます。
この魚は70〜90歳と推定されています。スティーブンスさんはこの魚を釣り上げたことで、「イギリス最大のヒラメ釣り師」の称号を得たのです。
スティーブンスさんは、魚を捕まえるのが大変で、3日間肩が痛かったといいます。
「このような魚を釣ろうと何年もかけて努力してきたので、ちょっと感慨深いものだ」と言っていました。
大物といっても、現在の世界記録である513ポンド(233kg)より少し小さいです。
世界記録は、2013年にドイツのアングラー、マルコ・リーベノーさんが釣り上げた513ポンドのヒラメです。
(翻訳・里見雨禾)
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。