世界中のピラミッド(59)ベリーズ シュナントゥニッチ遺跡 ルバアントゥン遺跡

ベリーズ:シュナントゥニッチ遺跡

シュナントゥニッチ(Xunantunich)遺跡はモパン川沿いの尾根の上に位置しており、古典期において重要な式典、祭祀の中心地でした。遺跡内には6つの主な広場があり、その周囲を25以上もの神殿や宮殿が取り囲んでいます。特に有名な建築物は南方向のエル・カスティーリョと呼ばれるピラミッドで、高さは約40メートルあります。発掘により、神殿には化粧しっくいによる装飾が施されていたことがわかりました。

ベリーズ:ルバアントゥン遺跡

この遺跡が有名なのは1927年に水晶のドクロが発見されたことです。この発見はマヤ文明におけるもっとも偉大な考古学的発見と称されました。

ルバアントゥン遺跡は酷く破損していますが、マヤ文明古典期(紀元後250年~900年)に建てられました。遺跡内には11の主な建築物と5つの主な広場があり、接着部分にはコンクリートなどが使われた痕跡はありません。精密な計量と完全な手作業できれいに石材を切断して組み合わせたところがこの遺跡の独特なところです。

(つづく)

――正見ネットより転載
(作者・意文/翻訳編集・天野秀)