「ベッドを西に向けないで」ちょっと気になる風水の話

寝室は、人々が安らかな眠りをとることによって、明日への英気を養う大切な場所です。

風水学では、寝室の環境がその人の運勢に大きな影響を与えると言われています。
以下は、風水師が挙げた、寝室の運気を上げるために留意すべき4つのポイントです。

1、カーテンベッドカバーは、無地の中性色にする
寝室のカーテンやベッドカバーは、派手な絵柄や明るすぎる色を避け、無地の中性色系を選ぶのが無難です。

風水師によると、絵柄のあるものは陽性になりやすい傾向があるため、室内で比較的面積の大きいカーテンやベッドカバーに絵柄がついていると、寝室の陰陽のバランスが崩れます。
 

寝室のカーテンやベッドカバーは、無地の中性色にする。(Shutterstock)

2、「ベッドの頭が西」は禁物
日本では、仏教の影響で、頭を北にする「北枕」を忌む傾向がありますが、風水の考え方によると、必ずしも北枕が悪いことはありません。

むしろ風水における北枕は、「運気を上げる眠り方」ということで勧められる場合もあるほどです。そこで、ベッドの頭の方向は、北枕または東枕が良いとされています。

これに対して、風水で「大忌」とするのは、頭を西に向ける「西枕」です。
就寝中の頭が西に向かう姿勢は、人を早く老けさせてしまい、病気もなかなか治らないからです。

ベッドの頭を北に向けるのは、風水の上では良い設置であり、睡眠の質が良くなります。(Shutterstock)

3、ベッドにぬいぐるみを置かない
ベッドの上にぬいぐるみや人形、動物の抱き枕などを置くのが好きな人は多いようです。

ただ、風水の観点からすると、ぬいぐるみは寝室のエネルギーを吸収するので、勧められません。

ぬいぐるみの好きな子供のいる家庭では、好きなものを少し並べて、できるだけ数を制限するようアドバイスしています。

ぬいぐるみはほこりが付きやすいので、常に清潔に保つ必要があります。掃除機で掃除することもできますし、屋外で叩いてほこりを払うこともできます。

実は、ぬいぐるみをこのように扱う方法は、悩みを解消し、金運を高めることができます。
 

寝室のぬいぐるみは、できるだけ数を少なくして、お気に入りのものだけを置くようにします。(Shutterstock)

4、通気を良くする
寝室の運勢を上げるため、通気を良くして、空気を循環させることも必要です。

伝統的な風水では、よく室内に観葉植物を置き、「植物の呼吸によって周囲の空気の流れを維持する」とも言われてきました。

これは、部屋の広さと植物の大きさが適合しない場合、かえって室内に湿気がこもることになり、病気や体調不良の原因にもなりますので注意が必要です。

今日では、家電のサーキュレーターや空気清浄機がありますので、それらを適宜活用することも選択肢の一つになります。

(翻訳編集・鳥飼聡)