今年46歳になる日本の実業家・前澤友作氏は12月8日、ロシアのソユーズロケットに乗り、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から、日本の民間人としては初めて国際宇宙ステーション(ISS)に旅立ちました(12月20日に地球へ帰還)。
今回の旅行で前澤氏は、ネット上で宇宙に関する情報を共有したほか、Uber Eats(ウーバーイーツ)の特別配達パートナーになった同氏が「日本からの食品」を宇宙に滞在する飛行士に届けました。
同社が食品を「宇宙」にデリバリーするのは今回が初めて。届けたのは「ボーナスフード」と呼ばれる、宇宙飛行士が事前に選んでおいた食べ物です。配達距離は約400km、配達にかかった時間は地球出発から約8時間34分で、いずれも「歴代最長」だそうです。
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前澤氏が届けた食品には、サバ味噌煮、牛丼、タケノコと鶏肉の煮込み、豚の角煮などの日本食が含まれていたそうで、「宇宙でも日本の味を楽しめるようにした」と言います。
ウーバーイーツの関係者は、今回の最長距離デリバリーについて、「私たちの目標は、どんな所でも、人々が欲しいものを入手できる助けとなることです。今回、宇宙飛行士の方々にサービスできたことを、大変光栄に思っています」と述べました。
(翻訳編集・鳥飼聡)
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