フロリダ州ペンサコーラのローリー・エディンズさんが飼っているラブラドールのミックス犬、レヴィは頭がよく優しい犬です。飼い主のローリーが帰宅すると熱心に出迎えるだけではなく、ほぼ毎回「プレゼント」を用意しています。
ローリーさんは、大紀元に
「レヴィはいつもドアの前で私の帰りを待っていて、もし『プレゼント』の準備ができていないと、すぐに走って何か無いかと探しに行っている」
「彼の長い足には驚かされる、ドアの前で後ろ足で立ち、頭を高く上げて尻尾を振ってとても嬉しそう!」と語りました。
ラブラドールとゴールデンレトリバーのミックス犬のレヴィは、実は生後6週間くらいの時にシェルターから引き取られ、現在は3年になろうとしています。
レヴィが生後5ヶ月の頃、ネジを何個か口に入れたまま出迎えてきたことがありました。その時、ローリーさんは、もしかしたらいくつか飲み込んでしまったのではないかと心配になり、動物病院に連れて行ってレントゲンを撮ってもらい、何事もない事がわかり安心しました。
「ネジを何個か口にくわえた彼を見て、私がおねだりに近い優しい口調でネジを取ったとき、彼は私たちが楽しんでいると思ったのよ」
「トラックに乗ったとき、彼はランダムに紙を拾って私に渡し、私は嬉しそうに “ああ、ありがとう “と言っていたから、彼はその経験から、“甘えられる!”と味をしめたのかもしれないわね」
ローリーさんは可愛いレヴィが「プレゼントを贈る」という習慣を身につけたのはこの時の不思議な経験があるのでは無いかと考えています。
それ以来、レヴィは毎日一日の自分が考える「最高」のものを飼い主に贈ろうとしました。 しかし、これらのプレゼントのほとんどは、プラスチック製のボウルとか、骨、段ボール、おもちゃ、雑草とか、庭に落ちているゴミなどそういったものばかり。ある時、馬の糞をプレゼントしたこともあったし、その場で鶏を捕まえようとしたこともあったようです。
ローリーさんは、これらのプレゼントを毎日受け取らなければならず、取っておけるものは取っておいたのですが、ほとんどのものはゴミ箱行きでした。それでも彼女が彼のプレゼントを楽しみにしているのは、彼ができるだけ優しく扱われたいと思っていることを知っているからでした。彼が望んでいるような対応をしようとしているのであって、「プレゼント」がその後どうなるかは問題ではないのです。
捨てられた犬で、特にラブラドールのような知能の高い犬は、深刻な分離不安に陥ることが知られています。 新しい家庭に入ると、「また飼い主に捨てられるのではないか」と心配になることも多いようです。
「時には、保護されたペットが、私たち人間を救うこともあるのです」とローリーさんは言います。
今日、ローリーさんは彼女の愛犬を、これまで出会った中で最も幸せで、最も優しく、最も思いやりのある犬だと語っています。レヴィは誰もが大好きで、犬仲間である13歳のラブラドールのリオとピットブルのマーシーともとても仲良しです。
(翻訳・志水慧美)
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