カリフォルニア州の女性が5歳の息子がピューマに襲われていると知り、なんと息子を救うために素手でピューマと戦いました。 その女性は、その勇敢な行為から一躍「ヒーロー」と呼ばれることになりました。
AP通信によると、女性はロサンゼルスの西、サンタモニカ山地に近いカラバサスという街に住んでいます。
ピューマに襲われた子供が、8月26日の朝、家の外で遊んでいると、30kgくらいの大きさのピューマに襲われました。 ピューマは少年に噛みつき、母親が見つけて救助されるまでに、家の前の芝生から41メートルも引きずられました。
カリフォルニア州魚類野生生物局のスポークスマンであるパトリック・フォイ氏によると、彼女は家を飛び出して、ピューマが息子を解放するまでずっと両手で殴り続けたようです。
フォイ氏は「真のヒーローは、彼の母親です。なぜなら彼女は彼女の息子の命を確かに救ったのですから」と語っています。
頭部と上半身を負傷した少年は、ロサンゼルスの小児病院に搬送され治療を受け、現在は安定した状態にあります。
カリフォルニア州魚類野生生物局によると、隊員が現場に行ったところ、近くの茂みに隠れていたピューマが、耳を後ろに向けてヒューヒューと鳴いていたそうです。
少年を襲った犯人と判断した警官は、その場で射殺しました。 その後、DNA鑑定の結果、少年を襲ったのと同じピューマであることが確認されました。
CBSLAテレビは、専門家の話を引用して、ピューマに遭遇した場合は、背を向けて逃げないようにと言いました。
サンタモニカ山地国立保養地のアナ・ベアトリス・チョロ氏は、ピューマに遭遇した時は自分を大きく見えるようにして、ピューマが移動できるスペースを確保することが大事だと言いました。
チョロ氏はまた、これがうまくいかない場合は、物理的な行動や物を投げることが有効な場合もあると言います。
(翻訳・井田)
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