日本棋院の有楽町囲碁センターで6月6日、老若男女が集うお楽しみ囲碁大会が行われた。大会の参加資格は5級から7段までで、約65人が参加した。対局形式が四回戦。持ち時間は40分で、対局時計が使われる。
コロナの状況で「実戦の機会が減っている。人と対面で打てて嬉しい」とある参加者は述べた。今回の大会の参加者は年齢の幅が広く、中にはプロの棋手を目指すという子供もいた。
11時半の第一回戦から17時5分の第四回戦が終わるまで、一日中、熱い戦いが繰り広げた。
日本における囲碁の発祥と発展
囲碁のルールは、最終的に相手より多く陣地を作った方が勝ちとなる。日本では今もなお伝統的な娯楽の一つとなっている。
日本棋院のホームページによると、囲碁のはじまりは、4000年前の中国と言われている(諸説あり)。古代中国の皇帝が囲碁を創って子供のしつけるために教えたという説や、碁盤は宇宙、碁石は星のかわりで、暦、占いに使ったという説があるという。
日本に囲碁が伝わった時期は、はっきりわかっていない。最初に「碁」という言葉が使われたのは平安時代だと言われている。有名な「源氏物語」や「枕草子」、「古今和歌集」にも囲碁が登場している。
日本では囲碁は最初、貴族の娯楽だった。平安時代には武士や庶民の位まで囲碁が浸透するようになった。室町時代からは囲碁をやっている人が急増し、特に戦国時代に入ると、武田信玄など多くの武将は囲碁が好きという記載があった。同時代に日海(本因坊算砂)という囲碁の強者が現れ、豊臣秀吉と徳川家康にも囲碁を教えていた。
江戸時代に日本で囲碁が急成長した。昭和時代で、日本の囲碁界は全盛期を迎えた。
日本棋院によると、世界中で囲碁を打つ人は、推定で約4000万人で、175人に一人は囲碁のファンとのことだ。
(蘇文悦)
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