史上最高にどうでもいい問題、トイレットペーパーの掛け方について人々は長年にわたる議論を続けてきた。トイレットペーパーが争いの種になるなどと誰が予想できただろうか。
あなたの家族や友達に「表向き派」か、それとも「裏向き派」か聞いてみてほしい。きっとどちらか一方を選択するはずだ。
トイレットペーぺーの向きに正解があると知って驚いた(もしくは安心した)人もいるだろう。中にはこの世界的問題がすでにウィキペディアで取り上げられていることを知っていた人もいるかもしれない。
ウィキペディアでは表向きの利点として、細菌の付着防止、紙の取りやすさ、見栄えの良さなどを挙げている。一方裏向きの利点には、整然とした印象を与える、ペットが紙を巻き取るリスクが減るなどがある。
まだ確証が持てないという人も安心してほしい。1891年のミシン目入りトイレットペーパーの特許のおかげで、ついに明確な答えを得ることができたのだ。
切り離せるトイレットペーパーの開発者セス・ウィラー氏は、人生を一変させる発明を「表向き」のトイレットペーパーを使って説明している。ウィラー氏が取得した特許の原本を見てみよう。
これらのイラストはセス・ウィラー氏自身によって描かれている。そう、正解は「裏向き」ではなく「表向き」なのだ。
ウィラー氏は特許の中で次のように説明している。「トイレットロールが出現してからというもの、無駄をなくすためのさまざまな製品が特許を取得した。しかしそうした努力はすべてトイレットロールからはかけ離れている。すなわち、ホルダー自体にトイレットロールがほどけるのを防ぎ、ホルダーとの接続点でシートを切り離せる仕組みが内蔵されているのだ。私の発明は、最もシンプルなホルダーで使用されることだろう。」
多くの有名人たちが何十年にもわたってトイレットペーパー論争を巻き起こしている。そのうちの1人が大人気トーク番組の司会でおなじみのオプラ・ウィンフリーだ。1980年代、彼女は番組の中で「私、オプラ・ウィンフリーは表向き派です。」と明かして観客を熱狂させた。
大歓声に応えるように、彼女は「私は表向きが好きです。だってちぎりやすいじゃない。」と続けた。ちなみに裏向き派は観客のわずか32%だった。
もちろん自宅でトイレットペーパーをどう掛けようがあなたの自由だ。しかし正しい向きがあるという事実を知った上で選択してほしい。もしあなたが自由の名の下に裏向きを選択したら、トイレットペーパー論争に巻き込まれるかもしれないのだから。
(大紀元日本ウェブ編集部)
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