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冷蔵保存に適さない「8種類の食品」

今や冷蔵庫は日常生活に欠かせない電化製品であり、食べ物を冷蔵庫に入れることで鮮度を保つことができます。しかし良かれと思って冷蔵保存してしまい、裏目に出てしまう食品もあることをご存知でしょうか。

以下の8種類の食品は冷蔵保存に適さないものと言われています。

 1、タマネギ

タマネギの保存は風通しが良く、冷涼で乾燥した環境が最適です。低温で湿度が高い冷蔵庫の中に置かれると、タマネギに含まれている澱粉は糖分に変化し、腐敗しやすくなります。タマネギはにおいも強烈で、他の野菜や果物への移り香にも要注意です。

 2.魚介類

冷蔵庫は普通4℃〜8℃の間に保たれているため、冷凍保存が基本となる魚介類には適していません。魚類の冷蔵は長くて2、3日を目安にしてください。長期間冷蔵保存すると味が落ちてしまい、食品衛生の観点からも好ましくありません。チルド室を利用する場合はより長く保存できるでしょう。

 3、ニンニク

ニンニクは低温で湿度が高い環境に置かれるとすぐに発芽し腐敗が進みます。ニンニクの株をバラして皮を剥き、ジッパー付き保存袋や密閉容器に入れて冷凍保存するのがおすすめ。常温保存する場合、風通しのよい日陰を選ぶと良いでしょう。

 4、ジャガイモ

ジャガイモの発芽を防ぐために冷蔵庫に入れる方が多いと思いますが、冷暗所で十分です。英国食品基準庁(FSA)によると、冷蔵保存されたジャガイモは糖分を多く含み、焼いたり揚げたりすると発がん性物質を含む恐れがあります。紙でジャガイモを包み、冷涼で乾燥した風通しの良い場所に置くと良いでしょう。

5、トマト、キュウリ

トマトは冷蔵保存すると熟成が抑えられてしまい、新鮮さを損ねてしまいます。冷気はトマトの細胞壁を破壊し、食感を悪くします。トマトは室温で、日陰のところに置いて保存とよいでしょう。

キュウリの保存には10℃〜12℃が適しています。冷蔵庫で低温保存すると柔らかくなって歯ごたえがなくなり、風味が落ちてしまいます。

 6、オリーブオイル

食用油の保存は温度によって大きく影響を受けます。オリーブオイルは4℃で固まり始めるので冷蔵庫での保存には適していません。他の油と比べて生食の機会が多いオリーブオイルですが、品質を保つために常温での保存が無難でしょう。

 7、ハチミツ

ハチミツは糖分を多く含むため室温でも保存が可能です。開封した後、フタをきつく閉めれば問題ありません。ハチミツは低温になると結晶しやすく、口当たりもよくありません。

 8、ご飯・パンなどの主食

ご飯、パン、イモ類などの澱粉をたくさん含む食物は、冷蔵庫に置くと乾いて固くなり、食感が悪くなります。パン類は密封保存すると細菌が大量に繁殖し、味や食感が劣ってしまい、最悪の場合健康に害を及ぼします。3日以内に食べきれない場合は小分けにして冷凍室で保存するといいでしょう。冷凍保存したパンケーキや食パンはトースターで十分加熱すれば、出来たてに劣らない食感を楽しめます。

(翻訳編集・真子)