「魔の三角地帯」と呼ばれるバミューダ・トライアングルで起きている怪奇現象は、上空の空気の爆発によるものだという科学者の見解がこのほど発表された。
気象学者ランディー・カーベニー氏のこの見方は23日、テクノロジー情報を提供するニュースサイト・テクタイムズに紹介された。同氏は気象衛星から送られた写真を解析したところ、バミューダトライアングル上空に、大きさ数十キロの蜂の巣状の雲の存在を確認した。
これらの六角形の雲は「空気爆弾」であり、大気が局部的な爆発を起こしていたことを示したとカーベニー氏は分析する。この空気爆発により上空の空気が暴風となって地面に向かって吹き付ける。時速274キロにも達する暴風は簡単に飛行中の航空機を叩き落とし船舶を海底に送り込むと、バミューダトライアングルのこれまでの怪奇現象を説明した。
バミューダトライアングルでは100年ほど前から船舶の失踪事件が起こり、飛行機の失踪も合わせると200件に上る。失踪した人も1000人以上と考えられている。現在でも毎年、数機の航空機と20隻近いヨットが消えていると同報道は報じている。
今までは極度の悪天候や強い海流といった推測もあったが、この海域で起こる不可思議な現象を完全に説明することが出来たものはひとつもない。今回の発見で果たして謎を解明できるかは、実証の結果を待つのみだ。
(翻訳/編集・文亮)
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