世界初の7つ子 まもなく成人に

1997年、アメリカのアイオワ州で世界初の7つ子が誕生した。医師はこの赤ちゃんたちは何日も生きられないのではないかと心配したが、7人とも無事に成長し、今年11月19日に18歳の誕生日を迎え、間もなく成人を迎えるまでになった。英国のデイリーメール紙が報じた。

1997年、ボビー・マッコイさんは排卵誘発剤を服用し、7つ子を妊娠した。ボビーさんと夫のケニー・マッコイさんは胎児の選別を拒否し、7人全員を産むことに決めた。夫婦のこの決定は多くの非難を受けたが、同年9月11日、予定日の9週前に7つ子を無事に出産し、世界の主要メディアのトップニュースになった。

当時の米国大統領クリントン氏はマッコイさん夫妻に祝電を送り、バラエティトーク番組の女王、オプラ・ウィンフリーさんもボビーさん一家を番組に招待した。7人の赤ちゃんを育てるため、多くの企業や一般市民たちが寄付をした。寄付は現金だけでなく、511平方メートルの住宅1棟、マイクロバス1台、1年分のマカロニ、2年分のオムツなどなど。アイオワ州政府も、7人が進学する際には州のいかなる大学でも全額報奨金で入学させることを約束した。

社会の支援家族の努力によって、7人は成人するまで無事に育った。これまでを振り返り、母親のボビーさんは「様々な喜びや苦しみがありましたが、ここ数年で起こった多くの出来事のすべてが、我々にとって特別な経験でした」と語った。

(翻訳編集・玉木)