ある調査によると、アジア人の20人に1人が足の臭いに悩んでいます。足の臭いには水虫や多汗症、内臓疾患、糖尿病などいろいろな原因が考えられますが、漢方医学から診ると、肝、腎に湿熱がある人は足が匂うようになります。足の臭いを改善するには、以下の方法がお勧めです。
生薬の足湯
ハトムギ、蒼朮(そうじゅつ)、山帰来(さんきらい)、白蘚皮(はくせんぴ)の4種類の生薬各15グラムと水3リットルを合わせて10分間煎じた後、煎じ汁に10ミリリットルの酢を入れて、足湯をする。1日1回、数日続けると効果が現れる。
大根の足湯
大根半分を薄切りにし、3リットルの水の中に入れて10分間煎じ、その煎じ汁で足湯をする。1日1回、数日続ければ効果が現れる。
酢の足湯
3リットルの温水に食酢15ミリリットルを入れて足湯をする。毎日1回、15分間足を浸ければ、数日で効果が現れる。
生姜と塩の足湯
3リットルの水に塩15グラム、生姜15グラムを入れて、5分間沸騰させる。適温まで冷ました後、足を浸して15分間揉む。臭いだけでなく、足の疲労解消にも効果がある。
靴をアルコール消毒
帰宅後、履いた靴の中をアルコール綿で拭いて消毒する。2週間続ければ、靴の臭いが軽減される。
その他、こまめに足を洗う、吸汗性と通気性の良い靴下を履く、できるだけ足を乾燥させるといった衛生習慣を身に付けましょう。食事面では、強い香辛料や油っぽいものを避け、飲酒を控え目にし、総合的に体質改善を目指すことが大切です。
(翻訳編集・金谷)
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