【神韻公演】バレエ教師「心を一つにして、尊い気持ちで踊っていた」

【大紀元日本2月15日】20数演目の中間に設けられた休憩時間。観客が流れてきたロビーは、まだ前半の演目を終えたところだが、感動からくる興奮のためか、やや「異様」な雰囲気に包まれていた。

14日昼の部の前半を終了したところで、バレエ教師の小澤真理さんに感想を聞いた。

「中国古典舞踊については、女性の舞踊は愛らしく美しく、また男性の舞踊は力強く、そして男女ともに一糸乱れずという舞踊の基本ができていました。本当にいい時代の中国、良き時代の中国が表現されていたと思います」

幼いころから40数年にわたりバレエの道を歩んできた小澤さんは、また世界のいろいろな舞踊を目にしてきた。ITなどの先進技術ばかりが突出して発達した現代にあって、神韻のような情緒的に豊かな芸術が存在することは大切であると小澤さんは言う。前半を見たなかで印象的な演目について聞くと、小澤さんは次のように答えた。

「第一に印象に残ったのは孫悟空ですね。それから中国のイメージをよく表現したお花の舞踊が良かったです。でも、全てがすばらしいので、これ一つとはなかなか言えません。皆さん、心を一つにして、尊い気持ちで踊っていたと思います」

舞踊の専門家でもある小澤さんによると、「踊る」ということは、毎日を自分のケアに当て、全てを尽くして、一生懸命に生きることだという。そのことを、励ましのメッセージとして、若い神韻芸術団員の皆さんに送りたいと小澤さんは語った。

インタビューの最後に小澤さんが述べた言葉は、「今回、東京公演は1日だけなのがとても残念です。こんなにすばらしい舞踊は、もっと多くの人に見てもらいたいですね」だった。

 (牧)