気功で放射性物質から身を守る

【大紀元日本4月11日】福島原発事故による放射性物質汚染への不安が高まる中、中国ニュース通信社「看中国(電子版)は「気功は放射性物質から身を守る効果がある」という記事を紹介した。

同通信社の取材を受けた漢方・西洋医学専門家・_deng_正梁(ドン・ジョンリャン)医師は、中国に昔から伝わる気功が被ばく予防に役立つと話す。気功には細胞分裂を緩慢にさせる効果があり、経絡の流れをスムーズにし、免疫力を増加させ、細胞を正常な状態に修復させることができるという。

一方、西洋医学にも詳しい_deng_医師によると、体内に取り入れられた放射性物質から身を守る科学的な方法は今のところ見つかっていない。

_deng_医師によると、体内への被ばく予防策としてヨードの補充があるが、この方法は甲状腺の保護に限られているという。大量のヨードが身体に入ると甲状腺はヨードで飽和された状態になり、放射性ヨードが甲状腺に入れなくなるため、甲状腺の保護作用はある。しかし、胃腸、肺など他の内臓については効果がないといわれている。

また、内部被ばくしたあとに行われる点滴や飲水、ビタミンの補充などは新陳代謝を加速し、放射性物質を体外に排出することができると見られているが、実際に排出できる量は少ない。

胃腸、肺、甲状腺や生殖器は細胞分裂が活発なため、被ばくした後にガンになる確率が高い。一方、細胞分裂が緩慢な器官、例えば脳、筋肉、骨格などはがんになる確率が低いと言われている。

 (翻訳編集・柳小明)