111歳の華人男性、69歳の女性と結婚=米国

【大紀元日本5月30日】米国メディアの報道によると、米カリフォルニア州オークランド市に住む111歳の華人、鄺永華(クワン・ユンファ)さんと69歳の廖子英(リョ・ズイン)さんは5月16日、地元のチャイナタウンで盛大な結婚式を行なった。披露宴には友人など150人がお祝いに駆けつけた。

新郎の鄺永華さんは初婚。1899年に中国広東の台山で生まれたが、家がひどく貧しかったために12歳の時に米国へ身売りされた。サンフランシスコのエンジェル島で1カ月間拘留され、その後オークランドのリンカーン学校で勉強した。その後は運搬人、レストラン関係、建築関係などいろいろな仕事を経験し、お寺に従事したこともある。彼は、人生のほとんどをオークランドとカリフォルニア州のサクラメントで過ごし、身分証明書がなかったために一度も外国へ行ったことがなかった。

現在、ハネムーン中の鄺永華さんは、妻とオークランドのチャイナタウンに住んでいる。彼らの顔には幸せが満ち溢れている。「運命というものは本当に分からないものだ。今まで結婚したこともなく、子供もいない111歳の私が結婚できるなんて夢のようだ。今は家庭を持つことができて、本当に幸せ」と語る鄺永華さん。

新婦の廖子英さんは、「知り合ってもう20年経つが、彼とはずっとお友達だった。彼はとても紳士的で善良で、ずっと私を見守ってくれた。わたしの子供達とも仲良し。私は彼と初めて出会った時から、彼の穏やかさ、誠実さに感動し、一生信用できる人だと思った」と語る。「結婚を決めた時、多くの親しいお友達から祝福してもらった」と幸せそうに話した。

鄺永華さんは高齢だが、頭脳も言語もはっきりしている。一見、70歳代に見える。彼は、これまで薬を飲んだこともなく、病院での健康診断ではいつも異常なし。鄺永華さんの養生の秘訣は、新鮮な水2杯、オレンジ4個、豚バラ肉を毎日とること。彼が編み出したユニークな養生法だ。

(翻訳編集・盛徳)