百万のチャンネル視聴可能 ネット対応新型TV、今秋に米で発売

【大紀元日本5月23日】視聴者に百万のチャンネルへの使用を可能にするグーグルTVが、今秋に米国で発売する予定。ソニーと米グーグルは21日、ハードウェア開発の分野で提携を結んだと発表した。その第一弾商品として、グーグルTV(※)のプラットフォームを採用した「ソニーインターネットTV」の開発を進めているという。

AV製品の高い技術力とデザイン性をもつソニー。同社が掲げる「ソフトとハードの融合」と、700億ドルにも上るテレビ広告市場の拡大を狙うグーグルとの思惑が合致した結果だ。

ソニーはテレビ市場で競争力のあるサムソン電子・LG電子の韓国メーカー、携帯端末でiPad(アイパド)など世界シェアを広げる米アップルに差をつけられており、グーグルとの提携でブランド力に勢いをつけたい考えだ。

またソニーの映像・音響処理技術とグーグルのソフト関連技術を融合させ、アップルの新型携帯端末iPadに対抗できる商品の開発も検討しているという。

※グーグルTVとは、同社の核となるサーチボックスや、グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」、ウェブ閲覧ソフト「クローム」を採用する、テレビとインターネットの融合を目指した技術。

(飯村)