東方の美に出会った瞬間 神韻公演、イギリスの観客を魅了

【大紀元日本5月6日】08年イングランドでのロンドン公演、09年スコットランドでのエディンバラ公演、そして今年のウェールズでのカーディフ公演と神韻のステージは、イギリスの観客の人々に感動と喜びを与えた。

4月27日から2日間にわたった神韻イギリス公演は、ウェールズで最も大きく豪華な劇場、ミレニアム・センターで行われた。ゴードン・ブラウン首相を始めとする多くの政界人が祝辞を寄せた今回の神韻公演は、奥ゆかしく優雅な「東方の美」を余すことなく表現しイギリスの観客を魅了した。

「東方の美」に魅了される(大紀元)

* 東方の美

「マルコ・ポーロが描いた美しい中国に、初めて出会ったようだ」 多くの観客は公演後にそう語った。イギリスと中国は、遠く離れた2つの国であるが、それぞれ東洋と西洋の古典文化を持つ代表として、お互いに神秘的に思いつつも、深い関心を寄せてきた。「中国へ行ったことはあるが、こんなに優雅で繊細な舞台は初めてだ。もう1つの、本当の中国を見たようだ」と人々は口々に言った。

公演の開催地であるカーディフ市のブライアン・グリフィス市長は、鑑賞後開口一番に「とてもこの世のものとは思えない」と大きな感動の言葉を口にした。「鑑賞前は良い公演だろうとは思っていたが、『良い』の域を越えて、本当に素晴らしかった」と深く印象づけられた様子で語った。

ウェールズはケルト文化の伝統が根深い地域で、伝統文化を重んじる所である。そんなウェールズの人々は中国の壮大で豊かな伝統文化を凝縮させた舞台に深く共感を覚えたようだ。昨年の神韻公演を鑑賞した上院議員コボルド卿(Lord Cobbold)は今年の祝辞の中で「私は本当に幸せ者です。それは神韻の舞台をこの目で見ることが出来たからです。演出のすべては素晴らしい。しかし、それらよりもさらに素晴らしいのは、このステージを通して、中国5千年の玄妙なる文化を体験できることです」と称えた。

「東方の美」に魅了される(大紀元)

* 震撼

悠久な歴史を誇る中国伝統文化は、共産党政権以来いろいろな形で壊されてきた。神韻芸術団は伝統舞踊、民族舞踊の復興を図ったばかりでなく、舞踊や歌の内涵は伝統文化そのものだ。神韻のステージを通して、伝統文化の伝承、復興も遂行してきた。ホコリを被った文化の至宝が再び輝きを取り戻し、多くの人々は驚きと喜びを隠せないが、魂まで揺さぶられるのは正に至宝の持ち主である中国人自身なのである。

「一言で言うと『震撼』そのものだ。魂が揺さぶられた。60年生きてきてやっと本物の中華文化、中華民族の真髄に触れることができた」と大陸出身の朱さんが涙ながらに語った。「何色にも染まっていない純粋な芸術は私にとってまるで洗礼のようなものだ。神韻公演は正に大陸で開催されるべきで、大陸の中国人に民族の至宝を見せるべきだ」と朱さんが震える声で語った。

3年前、イギリスに来た郭さんは「昔の中国人は神をたたえ、崇高な道徳観を持っていたのだが、残念なことに、現在の中国人の思想は完全に無神論により占領させられ、道徳観も堕落している。神韻の舞台は中国人に神とのつながりを蘇らせ、切れた糸を再び繋げさせたようだ」と感慨深げに話してくれた。

フィナーレを迎える神韻イギリス公演(大紀元)

(翻訳編集・張YH)