【大紀元日本3月7日】神韻東京公演の2日目に当たる3月6日、朝から降っていた雨は昼公演の開演前に上がり、会場である五反田「ゆうぽうとホール」には、神韻公演を待ちわびた多くのファンが詰めかけた。
昨年に続いて2回目の神韻鑑賞となる日本人インド舞踊家のラリタ・サキさんも、この日を楽しみにしていたという。全演目の終了後、ラリタ・サキさんに感想を聞いた。
「命を懸けて伝える文化」に感動
「非常にすばらしく、エネルギッシュで、しかも芸術的な舞台でした。一番印象に残った演目は、最後の『佛法 広く伝わる』です。インドから経典を持ち帰った玄奘三蔵を、中国の皇帝が宮殿の門外で出迎えて、その後中国では佛法が隆盛したという物語に、非常に感動しました」
インド舞踊を実際にインドで学んできたラリタ・サキさんは、舞踊だけでなく、サンスクリットなど、インド古来のさまざまな文化も勉強してきたという。
そのサキさんが最後の演目に特に感動した理由は、次のようなものだという。
「当時、中国からインドへの長旅は、まさに命懸けのものです。先人が命を懸けて守り、そして伝えられた文化の大切さが、演目の中によく表現されていたからです」
歌詞を通じて何かが伝わる
その他の舞踊や音楽についても、インド舞踊家のラリタ・サキさんは称賛する。
「踊りもすばらしかったですね。女性のしなやかで優雅な天女の舞、それから男性の舞踊も凛々しく、力強くて良かったです。今回の伴奏はオーケストラの生演奏だそうですが、迫力があって、やっぱり美しいですね。その音楽にダンサーがぴったり合わせた演技をしますから、すごいなと思いました」
3人のソリストによる独唱について、サキさんは次のように述べた。
「どの歌手も皆すばらしかったですが、中でも私はテノールの方の歌『心静かに見てほしい』が好きです。歌唱力が優れているのももちろんですが、歌詞がすばらしく、伝わってくる何かがありました」
これは「神々の世界」
最後に、神韻公演から伝わってくるメッセージについて、サキさんは迷うことなく、「これは神々の世界だと思いました。そして正法を伝える芸術であると感じました」と答え、多くの人がこの公演を見るように希望したいと述べた。
※神韻芸術団は今日お昼に、東京での最終公演を行った後、9日に横浜、12日に広島、15日に福岡、17日に西宮で公演を行う予定になっている。
くわしいスケジュールと公演情報は、日本公演サイトまで。
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