【大紀元日本4月26日】中国唐朝の第2代皇帝、太宗(たいそう 598年-649年)は、唐王朝の基礎を固め、「貞観の治」と呼ばれる中国史上希にみる太平をもたらしたと言われている。
歴史書によると、ある日太宗は鍼治療のための、ツボの位置が記されている人体図を見ていた。この絵によると、人間の五臓(心臓、肝臓、脾臓、肺、腎臓)は、皆背中に繋がっていた。古代、中国の王朝では、犯罪人を罰するための様々な体罰があった。軽犯罪の場合、役人は犯罪者の背中を何度もムチで打っていた。
太宗は、人の背中を打つと、内臓に激しい損傷を与え、時に死に至らしめることを知った。そして、ムチ打たれる人を哀れに思った太宗は、ムチの使用を禁じたという。太宗は、いつも民衆のことを考え、善政を敷いたことで中国史上最高の名君と称えられている。
(正見ネットより)
(翻訳・田中)
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