神韻芸術団ヨーロッパツアー終え、米国・カナダで公演展開

【大紀元日本4月24日】4月20日午後4時、ヨーロッパ13カ国45公演を終了した神韻芸術団ニューヨークに戻った。団員たちは暫く休みを取った後、米中部の4都市での公演のために出発し、2008年最後の6公演を行う予定。

*人類の輝かしい正統文化を再現

神韻芸術団副団長、著名テノールの関貴敏氏は、「歴史において、ヨーロッパは人類の西洋文明の発祥地である。そこの人々は保守的だとみられるが、われわれは公演する毎に、観客の情熱的な歓迎に迎えられた。特にドイツのミュンヘンの最終公演では、観客がとても感激し、プログラムが終わる毎に拍手が止まなかった。ドイツの観客の情熱ぶりはこれまでに見たことはなかったし、予想外だった」と今回のヨーロッパ公演は成功を収めたと語った。

4月20日、取材に応じた神韻芸術団のテノール関貴敏氏(文忠/大紀元)

神韻芸術団団長で名舞踊芸術家の郭秀氏は、すべてのツアー公演でヨーロッパの観客の反応は情熱的で拍手がやまなかったという。

取材に応じた神韻芸術団団長郭秀氏(文忠/大紀元)

神韻芸術団は2008年2月13日、ドイツ西部のドゥイス・ベルグにてヨーロッパツアーを展開してから、オランダ、英国、ベルギー、フランス、オーストリア、スウェーデンなど13カ国18以上の都市を巡回し、2ヶ月余りの時間で45公演を完成し、現在の文芸演出歴史において、如何なる芸術団体も達成できない奇跡を創った。

*来年も公演を望む

著名ソプラノ白雪さんはヨーロッパの観客の音楽素質および情熱さに深い印象を受けた。白雪さんは沢山の観客が来年もまた公演を望んでいることを示した。

取材に応じたソプラノ白雪さん(文忠/大紀元)

神韻芸術団の今回の公演が成功を収めたことについて、ソプラノの姜敏さんは、「西洋の観客は芸術水準および精神的なものを重視しています。われわれのプログラムで表現しているのが人類正統の神伝文化で、人類が神・仏に対する信仰を表している。信仰を持つ西洋社会の民衆にとって、これらの内容は非常に理解し合えるものになるから、観客が熱く応えたのだ」と説明した。特に「昇る蓮」および「月へ奔る嫦娥」などのプログラムでは、観客が総立ちして拍手した。

*中国当局妨害未遂、神韻の宣伝倍増

郭秀氏は「中国当局の妨害が大きければ大きいほど、神韻の公演がより歓迎される。中国当局が人々の鑑賞を妨げれば、妨げるほど、人々が見たくなる。多くの観客は、カーテンコール終了後も席を立たない」と語った。

舞台監督の路艶萍さんは「ツアー中では多くの困難に直面したが、団員全体の気持ちが1つになっており、伝統文化の最高の部分をヨーロッパの観客に見せたい願いがあったからこそ、逆境の中で全員の努力によって、困難を乗り越えられた」と語った。

4月20日、神韻芸術団舞台監督の路艶萍さんと婷婷ちゃんのケネディ国際空港でのスナップ(文忠/大紀元)

中国当局は、神韻公演を妨害しようと画策していたが、ヨーロッパの主催団体は、そうした陰湿な行為に敢然と抗議し、妨害をはねのけた。ドイツのミュンヘンの場合、中国当局はメディアに対してでっち上げの情報を流したことから、多くのメディアは争って報道した。それがきっかけで公演を見に来た人も増えたという。

*北米9都市ツアーなど、今後の公演予定

神韻ツアー芸術団および神韻ニューヨーク芸術団は今年初に世界ツアー公演を開始してから、200以上の公演をこなした。神韻ツアー芸術団は4月26日~27日に米国カンザス市、4月30日~5月1日に、セントルイス市、5月3日にクリフラン市、5月6日にヘンツベニア市の最後の4都市公演を予定している。一方、神韻ニューヨーク芸術団はニュージーランドからハワイへ飛び、4月21日にホノルルでの公演が予定している。4月23~24日はシアトル市へ、4月25日~28日にバンクーバーで、4月30日~5月2日はカルガリ市で、5月5日~7日はエドモントン市での公演が予定されている。

(記者・路南/余暁、翻訳/編集・余靜)