【大紀元日本2月12日】毎年恒例の「第41回NHK福祉大相撲」が9日午後、東京の両国国技館で開催され、相撲ファンなど約3,000人余りが駆け付けた。折しも2007年の相撲界は、横綱朝青龍の地方巡業怠慢を始め、時津風部屋の暴力事件などでその心象を大いに損なった一年であったが、このような逆風にもかかわらず、国技相撲の相変わらずの人気ぶりを証明する一日となった。
平成19年度も「福祉大相撲」の純利益などにより、介護装置を搭載できる福祉車両である「福祉相撲号」10両が、高齢者や障害者を対象にした全国各地の福祉団体に寄贈された。
全国の福祉団体に寄贈された「福祉相撲号」(大紀元)
横綱白鳳(左)から「福祉相撲号」のキーを送られ御礼する福祉関係者(大紀元)
プログラムでは、場内の爆笑を誘う「相撲甚句」のマイクパフォーマンス、幕下力士によるトーナメント戦、チビッ子豆力士によるプロ力士への挑戦などがあり、駆け付けた観客らは土曜の午後の束の間のひと時を楽しんだ。今年の幕下トーナメント戦では、「仲の国」など中国大陸出身の力士も見られた。
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