【大紀元日本1月14日】神韻芸術団は現在、「華人新年祝賀祭」と銘打ち、北米を巡回している。エキゾチックな東洋文化の美しさに感動する米人観客は、演目に内包される価値観の普遍性も感じ取り、心が洗われるような感動の言葉が寄せられている。米紙エポックタイムズコロラド支局のアンディ・エルズモア記者はこのほど、米国コロラド州デンバーの公演を見た観客の反応をレポートした。失われた伝統文化の再現は、米国人も共感できるテーマのようだ。日本には、神韻芸術祭として、2月12日の東京公演を皮切りに、名古屋・大阪で上演される。
雄大な山の峰の荘厳な美しさ、彩り豊かな野草など、コロラドの人々は自然を愛でる審美眼をもつ。神韻芸術団の華人新年祝賀祭公演は、中国古代文化の純然なる美という新たな美しさを鑑賞する心の目を人々に開かせたようだ。
ボブ・ベイカーさんとダフニー・ベイカーさん夫妻は、中国でビジネスを展開しており、頻繁に中国を訪れている。ダフニーさんは、公演を見て、涙目になったという。「本当に、本当に素晴らしい。最高です。ただ、ただ美しい。踊りも見事で、コスチュームも素晴らしかった」と興奮気味語る。
一番気に入ったのはどこかと聞かれ、ボブ・ベイカーさんは「太鼓と踊り、どちらも素晴らしく、どっちがいいか選べないほど。太鼓は踊りとは違った意味で素晴らしかった。信じられないほどだよ」と太鼓を絶賛した。
ヤン・プラットさんは、公演すべてが「とても美しかった」と感じた。現代の文化と比較していることに気がついた。「とても興味深いものです。西洋の文化には見られないものですし、それ以上だと思いました」と述べた。
プラットさんは、特に、仏教寺院での二人の少年の演目が印象的だったという。ストーリーから古代中国文明の原理である、善には善の、悪には悪の報いがあるということをはっきりと認識したという。
「そうした考え方は、わたしたち西洋人にもありますが、長年の間に失われていると思います。そういう意味でも、公演を見てよかったと思います。わたしたちの多くは、同じ価値観を持っているのですね」とプラットさんは語った。
ペイジ・バークホルダーさんとその夫のジムさんは、四年前、中国人の女の子を養子に迎えた。ペイジさんは、「水袖の舞や太鼓、蓮華の踊り」をあげて、「太鼓の力強さと、水袖の舞の美しさ」が印象に残ったという。中国の小説や歴史を読むので、「蓮華の踊り」は特別な味わいを覚えた。それは「悲しみとそれを乗り越える中国の悲劇」を表していると感じたという。
プレスリー一家は、コロラド州クレイグから200マイル、遠路はるばるやって来たという。プレスリー夫人は「最後から2番目の演目、真・善・忍が邪悪を倒す演目が、とても気に入った」と感想を述べた。
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