オランダのロッテルダムにある動物園でゴリラに襲われた女性が、入院中のベッドで同国テレグラフ紙の取材を受け、ゴリラへの愛情に変わりはないと語った。
女性は18日、同動物園で囲いから出て暴れ出した11歳の雄ゴリラ「ボキート」にかまれ、腕や手首などを負傷した。
女性は同紙に対し「夫と一緒にほとんど毎日動物園に行きますし、ボキートにも毎日会うつもりです。私はボキートがベルリンで4歳だった時の写真やビデオも持っているんです」」とコメント。さらに「彼は変わらず、私の愛しい子なのです」と語った。
ただ、襲われたときには死を意識したとも告白。「彼は私をつかまえて全体重をかけ、かみついてきたのです。私は”ああ神様、これで死んでしまう”としか考えられなかった」と語った。
女性はアフリカコーナーでサルを見ていたときに大きな物音を聞き、振り返るとそこにゴリラがおり、逃げ場所がなかったとしている。
[アムステルダム 20日 ロイター]
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