【大紀元日本2月21日】米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」は13日、ジェフリー・A・ファウラー記者執筆の記事を掲載、中共のインターネット情報封鎖システム
を突破するネット・サーバー会社とソフトウェア「自由の扉」について報道した。「自由の扉」は、情報統制を受けている大陸中国人が、現在アクセス禁止となっているウェブサイトを自由に閲覧可能にするものである。
記事によると、昨秋、子文(音訳)という中国の高校生が、「ウィキペディア」にアクセスできなくなったことに気づき、原因は、中共政権が昨年10月にウェブサイトを封鎖したから。子文はウィキペディア投稿者の一人であったが、携帯メールでの取材で、「中共の宣伝は至るところ全て嘘で、真相が分からない」と述べた。
その後、友人から「自由の扉」を紹介され、中国国内のインターネット利用者と米国内のサーバーに繋げ、アクセス禁止のウェブサイトが閲覧できるようになった。現在、子文さんは、国内・国際ニュースを見るため、毎週3、4回「自由の扉」を使用、BBCネット中国語版、自由アジアラジオ放送局、大紀元時報などにアクセスしているという。これらの中国語版ウェブサイトはすべて中共の監視下により封鎖されている。
「自由の扉」は、ノースカロライナ州在住の夏ビル氏が開発した。同氏は、IT教材を独学独修、2002年にネット・サーバー会社を創立、常に早朝3時まで仕事をしているという。夏氏は起床後、システムの安全運転を保証するためにまず仕事を始めるという。「自由の扉」は米国内でのサーバーを絶えず変更、中共の封鎖を避け、ネット利用者が安全に情報を閲覧できるよう保証している。
夏ビル氏のように、種々のネット封鎖を突破しようと企図する篤志家は、「ネットワーク突破活動家」と自称している。中共が絶えずネット制御を強化しているため、夏氏とその同僚らも絶えず技術を更新していると述べた。「自由の扉」は現在既に第6版となり、「ハイジャック」という技術を使用、中共が長期に渡り手を焼いているという。
中共の情報封鎖を突破するソフトには、「自由の扉」の外、「サーキュベンター」「オニオン・ルータ」があり、匿名でアクセスできる。「自由の扉」は華人システムエンジニアが開発したので、中国人が使用し易く、圧縮されるとサイズが137KBになり、電子メールでも簡単に転送できる。
夏氏にはこの他、開発に協力したソフト「無界」「花園ネット」があり、「自由の扉」と併せて、毎日約10万人がこれらを利用しているという。「自由の扉」は、各方面の支持と援助を得て、VOAと自由アジアラジオ放送局はこれに出資援助している。
夏氏によると、中国で民主抗議、腐敗醜聞など、中共媒体が報道しない大事件が発生する度に、「自由の扉」の使用量が相応に上昇するという。「自由の扉」のサイトではまた「大紀元時報」の脱党運動を支援、大紀元は既に約800万人近くが脱党したと公表している。夏氏は、多くの人が「自由の扉」を通じて脱党したという。
夏氏は、毎日無数の返事を受け取っており、シマンテック・ソフトウェア会社を説得し、「自由の扉」をウィルス扱いしないようにしたという。それ以外、もし米議会で再度『国際インターネット自由化法案』が可決されたら、「ネットワーク突破活動家」は更に多くの支援を得られるかもしれない。現在、米国内のネット・サーバー会社は中共のネット封鎖政策に現地協力したため、議会内で強烈な批判を受けた。
中共中央機関の約十数部署が、インターネット警察1万人超を雇用し、絶えずネット上の情報を監視している。禁止された情報のアクセスを阻止し、いわゆる「ゴールデン・シールド」と称されている。現在中国には、ネット利用者1億人超がおり、中共が集中的な情報封鎖をしても、中国人が取得できる情報は10年前を遥かに越えている。しかし、ネット利用者の閲覧情報を制限するため、中共はこのほどまた倍の予算を投入したという。
***********************************
■「自由の扉」Downloadページ:
https://dongtaiwang.com/loc/download.php
■或いは、直接Download(中国語)(Downloadされた後、直接実行したらよい):
https://dongtaiwang.com/loc/software/60/f61d.exe
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。