「ハリー・ポッターと混血のプリンス」、海賊版が北京街頭に

【大紀元日本8月4日】VOAラジオ局の報道によると、「ハリー・ポッター」シリーズ最新刊の「ハリー・ポッターと混血のプリンス」中国版が10月15日に発売される予定だが、中国北京の街頭ではすでに海賊版が出回っている。

正式出版の本の価格は178元(約2500円)であるのに対し、海賊版はたったの20元(約300円)。違法販売者はAP通信の記者に、7月29日から売り始めたと告白したが、出所は明かさなかった。

海賊版の翻訳は間違いだらけ

海賊版では、一部重要な章節が漏れており、肝心な内容の翻訳はかなり間違っているようだ。中国では多くの「ハリー・ポッター」愛読者がおり、今までの5作の正式版は、合計数百万部を売り上げたという。

第6作目の英語版が発売される際、著者のローリン氏の代理人は、中国語海賊版の対策に成功したと発言したばかり。

海賊版商品が後を絶たない

中国政府は、図書や映画、医薬品およびブランド衣服の海賊版撲滅に全力で取り組むと再三にわたり約束してきたが、それら違法商品は後を絶たない。海外メーカーは中国の海賊版問題で、数10億ドルの損失を負ったと発表している。