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好かれる人になることは、誰でも身につけられるスキルです。

好かれることは「才能」ではなく「スキル」です

私たちは皆、社会的地位や評価、つまり「ステータス」を求めています。
人に見下されるのではなく、見上げられたい。尊敬され、称賛され、愛されたい——特に、自分にとって大切な人の目にそう映りたいと願っています。

こうした欲求は、上手に活用すれば自己成長の原動力になりますが、間違った方向に向かえば、人を蝕み、望ましくない人間性を生み出してしまいます。

もしあなたがステータスを求めるなら(正直なところ、誰もがそうしています)、その「方法」が重要です。
 

2つのアプローチ

  1. 好かれる人格を育てることでステータスを追求する:人格を磨くことで、他人への配慮や自己認識が高まり、共感的になることが多いです。
     
  2. お金を持つことでステータスを追い求める:富の追求は、たとえ最初は善意であっても、人を無慈悲で自己中心的な方向に押しやる傾向があります。

ほとんどの人は前者を望むでしょう。ところが多くの人がなおも、お金・美貌・名声といった危険な魅力を放つ特性を通じてステータスを求め続けます。これらは確かに注目や権力を引き寄せますが、それは別種の「愛」や「尊敬」にすぎません。

もしステータスが「大切な人からの尊敬と愛を得る手段」だとすれば、最初から好かれる人を目指すほうが、より直接的ではないでしょうか?

なぜ「地位を競うゲーム」に参加するのでしょうか? むしろそのゲームから降り、自分らしくあることで人に好かれるほうがよいはずです。そもそも、ある分野でポイントを稼ぎ、それを友人に引き換える。そんなゲームはばかげています。

多くの人は、好かれることを生まれつきの特性だと考えています。お金や美しさ、権力は、ステータスに向かう「よく知られた道」であり、明確な成果や進捗の指標があります。一方、好かれる人になることは、天性の資質のように思われがちです。

しかし実際には、好かれることは意識的な努力で育てられる行動や思考の集合体です。
 

好かれる人格を育てる6つの要素

好かれることは「スキル」であり「才能」ではありません。スキルは要素に分解し、練習を重ねることで身につきます。さらに、周囲の人々からの現実的なフィードバックによって成長できます。反応を観察すれば、進むべき方向が見えてきます。

1、人に本当の興味を持つ

誰にでも掘り下げればユニークな部分があります。今の自分に至るまでの興味深い物語や、外見からは想像できない情熱を持っていることもあります。それを見つけ出すことを使命にすれば、誰といても退屈しません。

2、場にエネルギーをもたらす

多くの人は場の空気に合わせるだけで、変化を待ちます。しかし、少しの努力でその場を盛り上げる存在になれます。皆を鼓舞し、緊張をほぐす術を学べば、あなたは貴重な友人になります。

3、スマホと自意識を手放す

退屈するとすぐスマホに頼る癖は、注意力や会話の質を下げます。この現代社会で、相手にしっかり意識を向けられる人は非常に魅力的に映ります。

4、他人の立場に立って考える

人は「理解されたい」という深い欲求を持っています。感情や考えを的確に言い当てられた時、人は強く惹かれます。常に「相手がどう感じているか」を意識すれば、そうした瞬間を多く生み出せます。

5、信頼できる存在になる

一緒にいて楽しい人は多くても、困難な時に頼れる人は少ないものです。本当の好感度は、「良い時も悪い時も力になれる存在」になることで育ちます。

6、相手を安心させる

最も重要な要素かもしれません。「安心して心を開ける人」は、単に優しい言葉をくれるだけではなく、「本当に自分のためを思ってくれている」と感じさせ、その思いを受け取りやすい形で伝えてくれます。

(翻訳編集 井田千景)

妻の MollieとともにThis Evergreen Homeでブログを運営し、現代社会でシンプルに、意図的に、そして人間関係を大切にして暮らす経験を共有。