元シークレットサービスエージェント、子供に危険を避けることを教える6つの方法(下)

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シークレットサービスのエリートポリグラフ部門での尋問官としての経験に基づき、ポンプラス氏は、子供に質問をする際には、質問のように聞こえないようにするのが良い方法だと説明しています。これらの隠れた質問とは、彼らの日常について話してもらったり、いつも文句を言っている先生について教えてもらったりすることです。話を聞くことで、何が起こっているのかを把握できます。

「好奇心を持ちましょう。おせっかいな親になりましょう」

子供たちに自分の直感を信じるように訓練しましょう(Biba Kayewich)

 

4. お泊まり会は慎重に

「知らない人と話してはいけない」というのは、多くの親が子供に教える基本的なルールですが、ポンプラス氏が引用する統計によると、子供に対する犯罪の半数以上は、子供が知っている人物によって行われています。そのため、もしあなたが子供をどこかに泊まらせる場合、その相手を本当に知っている人かどうかを確認してください。

ポンプラス氏は「人が閉ざされたドアの向こうで何をしているかは分からないのです」と述べています。

多くの犯罪者は自分の子供を利用して、あなたのを家に誘い込みます。だからこそ、ポンプラス氏はお泊まり会に否定的です。「私は十分な数の犯罪事件を扱ってきました。あなたの子供が誰の家に行き、どの子供たちと遊んでいるのかを考えるべきです」

このような状況では、親と子供の直感を育むことが非常に重要です。子供とのオープンなコミュニケーションを促すことも大切です。しかし、ポンプラス氏は、「何かが起こったら子供があなたに話してくれると想定すべきではありません」と付け加えました。子供は、特に知っている人物であれば、両親に迷惑をかけたくなく、恐怖や恥ずかしさから、親に話さないかもしれません。

元シークレット サービスのエージェント、 ポンプラス氏は、お泊まり会を禁止するという厳しいルールを設けています。しかし、子供を他人の家に泊めようと考えている場合は、泊まる相手のことをよく知っておく必要があります(Biba Kayewich)

 

5. 人混みの中では注意

子供が知らない人に誘拐されるケースはまれですが、親は子供と一緒に混雑した場所に行く際には警戒を怠ってはいけません。遊園地や子供向けの場所は特に捕食者にとって魅力的です。なぜなら、そこには子供が集まるからです。

子供に出口を覚えさせ、何かが起きた場合、例えば誰かが彼らを誘拐しようとしたり、緊急事態が発生した場合には逃げるように教えましょう。ポンプラス氏は、「ただし、それを恐怖を感じさせずに教えることが重要です」と強調しました。

子供たちは親の様子を見て学ぶため、親が恐怖を示せば子供たちも恐怖を感じます。代わりに、学校で行う避難訓練のように、それを緊急時に行うべき合理的な行動として教えましょう。

子供がいつでもあなたに連絡できるように、あなたの電話番号と家の住所を覚えさせておくことも大切です。

混雑した場所に出かける際は、お子様から目を離さないでください(Biba Kayewich)

 

6.暴行を受けた場合の対処法を教える

子供の直感を育て、周囲の環境を理解させることは攻撃を防ぐのに非常に役立ちますが、それでもつきまとったり話しかけたりする人が接近する可能性があります。このような状況に一人で遭遇した場合、歩き続けるのではなく、すぐに店に入るように教えてください。店内では、レジ係の人に事情を説明し、助けを求めて警察に連絡してもらうべきです。

「常に助けを求めるよう教えてください」

もしそれが難しい場合で、誰かが手をかけようとしたら、とにかく叫び声を上げるように教えましょう。

そうした人々は容易な獲物を探しています。あなたの子供が簡単に捕まるような子にならないように教えなければなりません。それが子供に教えるべきことです。「どんなに怖くても、叫び、戦い、引っ掻き、噛む、まるで動物のように振る舞いなさい」

この時、柔術のクラスが役立ちます。ポンプラス氏は、娘が成長したら柔術のクラスに通わせる理由もここにあります。これにより、どのようにして格闘するかを実践できます。

「現実の街中で最初に何かが起きるのは避けたいのです」

ポンプラス氏は大紀元に「これは恐怖に支配されるのではなく、自分に力を持たせるための助けです」と語りました。

 

(翻訳編集:清川茜)