【株式会社一創の「TSUCHI-YA 純米大吟醸│美硝」が最優秀賞を受賞】
消費者代表による一般審査会、そして審査委員長を務めるリリー・フランキー氏とフリーアナウンサー富永美樹氏による一次審査会・最終審査会が行われ、総エントリー175件(228本)の中から受賞商品が決定しました。
最優秀賞には、株式会社一創の「TSUCHI-YA 純米大吟醸│美硝」が選出されました。
「緑色から青色に色替えする途中で生まれた、深海のように深みのある青緑色のびんを使用した商品は、息をのむほど美しい。六角形のサンドブラストを施した無名のラベルは、びんの美しさへの絶対的な自信があるからこそ。元は規格外品であった青緑色のびんを、クラシカルかつモダンな、洗練された商品に磨き上げている。」という点が評価されました。
【“逆転の発想”で生まれた商品が際立つ】
今回のガラスびんアワードの特徴は、“逆転の発想”。今まで使われていなかった色調のガラスびんや原材料を活用したり、ガラスびんの形状から着想を得て商品を開発したり、固定概念を覆し既存のガラスびんの見方を変えて、ハイセンスに仕上げている商品が注目されました。
ガラスびんの表現力は底知れず。形状も色調も質感も多種多様。まさにガラスびんの可能性は無限であることを印象付ける、ガラスびんアワードとなりました。
【最優秀賞】
株式会社一創
TSUCHI-YA 純米大吟醸│美硝
<受賞理由>
「緑色から青色に色替えする途中で生まれた、深海のように深みのある青緑色のびんを使用した商品は、息をのむほど美しい。六角形のサンドブラストを施した無名のラベルは、びんの美しさへの絶対的な自信があるからこそ。元は規格外品であった青緑色のびんを、クラシカルかつモダンな、洗練された商品に磨き上げている。」という点が評価され、最優秀賞に選出されました。
【優秀賞】
株式会社ACRO
THREE バランシングネクター ローション
THREE バランシングネクター モイスチャライザー
<受賞理由>
「やわらかくヌーディーなピンク色の塗装をびんに施しており、毎日使うたびに素敵な気持ちになれる商品。余分なものをそぎ落としたシンプルなスクエア形状に、絶妙なピンク色を活かしたデザインは、奥ゆかしさを感じさせ、インテリアとしても飾りたくなるようなボトルである。」という点が評価され、優秀賞に選出されました。
【優秀賞】
田中食品株式会社
タナカのふりかけプレミアムギフトセット
<受賞理由>
「びんの中身は見えるものという先入観を覆して、あえて白いびん(砡ガラス)にふりかけを入れたアイデアがユニーク。重厚感ある見た目に反して、手に持つと意外と軽いことにも嬉しい驚きがある。カラフルなラベルに、日本ならではのふりかけ素材のイラストをあしらっており、インバウンド需要にも応えられる商品。」という点が評価され、優秀賞に選出されました。
【優秀賞】
有限会社 ひまわり亭
富士山ぷりん
<受賞理由>
「既にあったびんの形状から、富士山をイメージしたプリンが開発されたことに魅力が感じられる。グラフィックのセンスもよく、ガラスびんとキャップとラベルのデザインの調和がとれたおしゃれな商品。」という点が評価され、優秀賞に選出されました。
【リリー・フランキー賞】
濵田酒造株式会社
CHILL GREEN spicy&citrus
<受賞理由>
「ワインボトルに焼酎を入れたという発想が面白い。さらにフレーバーを印象付けるラベルも従来の焼酎らしいデザインと異なり、新しい商品イメージを作り上げている。びんの色調を活かしてパッケージ全体が統一され、クールにまとまっている商品。」という点が評価され、リリー・フランキー賞に選出されました。
【富永美樹賞】
有限会社戸田乳業
ホエイのきもち
<受賞理由>
「チーズを作る際に大量に発生するホエイを、上手に利用してプロテイン飲料に生まれ変わらせた、アップサイクルのお手本のような商品。ネーミング・ラベルデザイン・びんのサイズ感、すべてがよくまとまってかわいらしく仕上がっている。有効活用されたホエイの気持ちを想像して、思わず嬉しくなる。」という点が評価され、富永美樹賞に選出されました。
【日本ガラスびん協会特別賞】
中野BC株式会社
パインアメサワーの素
<受賞理由>
プロ野球阪神タイガースのセ・リーグ、日本シリーズ優勝をきっかけに、岡田彰布監督の好物とされる「パインアメ」とのコラボレーション商品として大きな話題となり、売り上げを拡大。永く培った酒類製造技術による確かな品質はもちろん、常に新しい可能性にチャレンジする姿勢で、ガラスびんに明るい話題をもたらしてくれたことに感謝と敬意を表し、日本ガラスびん協会特別賞に選出いたしました。
【日本ガラスびん協会特別賞】
オエノングループ 合同酒精株式会社
しそ焼酎「鍛高譚」
<受賞理由>
北海道白糠町の一町一品運動の商品として開発され、1992年の発売以来、しそ焼酎を代表するロングセラー商品。さらに地域との結びつきに加えてアイヌ文化由来のストーリーも持っている。30年以上の長きにわたってガラスびんをお使いいただいていること、会社設立100周年を迎える節目の年であることに感謝と敬意を表し、日本ガラスびん協会特別賞に選出いたしました。
第20回ガラスびんアワード 2024 入賞商品
・音響樽熟成ウイスキー「コンツェルトハウスJB4」(株式会社キタマ)
・北海道のワインと梅酒(札幌酒精工業 株式会社)
・松竹梅白壁蔵「澪」 <CLEAR>(宝酒造株式会社)
・タムラプレミアムシードル 星の金貨/はつ恋ぐりん/紅の夢(タムラファーム株式会社)
・89GIN(はくジン)(株式会社山縣本店)
・大粒金平糖20個入り ミルクビン / しあわせ虹色金平糖(株式会社ナオブランド)
・金箔コトブキサイダー(箔座株式会社)
・THREE バランシングステム ローション(株式会社ACRO)
・THREE バランシングステム モイスチャライザー(株式会社ACRO)
・天ぷら油 咲(竹本油脂株式会社)
・マモルームエッセンス 虫よけスティック さわやかなソープムスク/くつろぎのバニラウッド(アース製薬株式会社)
・ニッカ弘前 生シードル りんごラベル(アサヒビール株式会社)
審査委員講評
<審査委員長 リリー・フランキー氏>
今回の受賞商品は、今まであったガラスびんの見方を変えて、新たな魅力を引き出したものが多かったです。また息苦しさを感じる話題が多い世の中だからこそ、シンプルで質実なものが求められ、クラシカルなものに少しばかりモダンなエッセンスを加えたデザインの商品が出てきているような気がします。目線を変えて新しい価値を見いだす、まるで童話「青い鳥」のように本当に必要なものはすぐそばにあった、そんな印象のアワードとなりました。
<審査委員 富永美樹氏>
ガラスびんの色調や形状について、少し考え方を変えてみたり、使っていなかったものに目を向けてみたら、とても素敵なものが生まれた。それが今回の受賞商品の印象です。いろいろなところにまだまだ可能性が眠っていて、発想を変えればチャンスがあるのだなと感じました。選ばれた商品は、いずれもハイセンスなデザインに仕上がっているものばかりで、素敵な受賞ラインアップになったと思います。
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