侮ってはいけないカビの健康被害 カビの混入を防ぐには(2)

カビに関するいくつかの誤解

1.危険な菌は黒カビのみ

黒カビが危険なマイコトキシンを放出することは証明されていますが、人々が心配する必要のあるカビはこれだけではありません。アスペルギルスは、低湿度の環境で繁殖するカビの中で最も一般的なグループです。 実は、湿度の高い環境で急激に繁殖するカビは、すべて人体に有害なものなのです。 

 

2.カビは病気の原因にならない

事実:カビには、白、緑、黒などさまざまな色があります。多くの研究では、黒カビの危険性だけが示されていますが、他のカビの危険性も見過ごせません。

連邦緊急事態管理庁(FEMA)によると、一般的なカビは空気中に浮遊し、湿度の高い環境では急速に定着・増殖します。これらのカビは主に壁や浴室、キッチンのタイルなどに生え、黒カビは乾いた壁やカーペットなどに浸透していきます。

一般的なカビには、水にお酢やティーツリーオイルを混ぜて、ブラシにつけて塗って落とすとよいでしょう。

一般的なカビであれば、お酢やティーツリーオイルを混ぜた水で落とすことができます(Shutterstock)

カビの被害を受けると、どのような症状が出るのでしょうか?

次のような症状が出ることがあります

・気管支喘息、アレルギー
・頭痛
・神経系トラブル
・脱力感
・関節痛
・認知機能障害、記憶力低下
・自己免疫疾患
・脱毛
・うつ病
・めまい
・視力の変化

 

カビの混入を防ぐにはどうしたらよいですか?

ご自宅や長時間過ごす室内環境にカビが発生していると思われる場合は、まず、すぐに水漏れを修理することが大切です。

もしがんになった場合は、カビ取りの専門業者に清掃を依頼することをお勧めします。ホテルや友人・親戚の家などの仮住まいに移り、専門業者の清掃が終わるのを待ってから、再び入居するようにしましょう。

なぜなら、清掃の過程で室内のカビが空気中に攪拌され、各種除染剤の散布と相まって、この室内環境はがん患者にとって非常に好ましくなく、病状を悪化させることが多いからです。

・環境中のカビ汚染の根本的な原因は、過度の湿度です。そのため、カビが発生しやすい場所には除湿機を、カビを死滅させるためにはオゾン空気清浄機を設置することを検討してください。

・オゾン空気清浄機は、室内のカビを死滅させる効果が高く、カビだけでなく、他の細菌、ウイルス、ダニなどの微生物にも効果があります。

・定期的な遠赤外線デトックス。 「遠赤外線サウナ」 は、内臓、特に肝臓のデトックスに最も効果的な手法の一つです。使い方は簡単で、痛みもありません

・最後に、1日15〜30分以上の運動をすることも大切です。運動は、汗をかき、血液やリンパ液の循環をよくすることで、体内の解毒を行い、がんのリスクを減らし、健康全般を改善するシンプルで自然な方法です。

(翻訳:香原咲)