エルサルバドル タスマル遺跡
タスマル遺跡内の主要な建物はピラミッド構造の大神殿で、エルサルバドル境内で最も有名な神殿です。「タスマル」はキチェー語で「いけにえが焼かれたピラミッド」という意味です。
タスマル遺跡はサンタ・アナ県の南側に位置しており、マヤ文明の歴史全体において、それほど重要な遺跡ではないものの、神殿から発掘された文物から、ここが唯一3つの文明時期を跨いだ遺跡であることが証明されました。
エルサルバドル サン・アンドレス遺跡
サン・アンドレスは、エルサルバドルにあるコロンブス以前の遺跡です。遺跡内には古典期のピラミッドと完全な古代水利システムが残され、今は、博物館が設けられ、中には、多くの出土品が展示されています。
1891年、ある農民が畑を耕している時、地下に埋もれていた神殿の頂点を発見し、その後、考古学者による長い間の発掘作業を通じて、1976年にようやく遺跡の全貌が現れました。
いくつものピラミッド型の神殿が広々とした広場に建てられ、階段は厚い苔に覆われていますが、噴火により、長い間地中に埋もれていたため、風化を免れました。
神殿内には階段付きの井戸があり、数千年を超えて、地下水脈は今もなお周辺の土地を潤しています。そのため、サン・アンドレス遺跡周辺の土地は今でもエルサルバドル境内で最も肥沃な土地の一つです。
(つづく)
――正見ネットより転載
(作者・意文/翻訳編集・天野秀)
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