ボリビア:ティワナク遺跡――アカパナのピラミッド
ボリビアのティワナク(Tiwanaku)遺跡はかつて宗教的・政治的中心地であり、チチカカ湖沿岸から南約20kmの方向、海抜3500mの場所に位置しています。
ティワナクは「創世の中心」という意味で、ティワナク文化は紀元前に生まれたとも言われ、ボリビアやペルーの一部の地域、アルゼンチン、チリなどにも影響を与えています。また多くの宗教的建築物や絵画、彫刻、また、その他の先住民たちの高度な発展など、基本的には、ティワナクから派生しているといわれています。
アカパナ(Akapana)のピラミッドは遺跡内最大の建築物であり、最も大きな階段式ピラミッドでもあります。考察によると、300年から700年の間に建てられ、基壇は180m×140mの長方形です。頂上には神殿が設けられており、天文の動きを観測するためだと推測されている貯水池もあります。また、周囲の壁には人の頭の彫刻がはめ込まれています。
アカパナは重大な宗教的意義を持ったティワナク文明の代表的な建築物です。かつて略奪に遭ったことがあり、また、長い年月により、元の姿を再び再現させることは難しいですが、現在、修復作業が行われています。
(つづく)
――正見ネットより転載
(作者・意文/翻訳編集・天野秀)
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