スペイン:グイマーのピラミッド
グイマーのピラミッド(Piramides de Guimar)はスペインのカナリア諸島(Islas Canarias)のテネリフェ島東海岸のグイマルに位置しています。
長い間、人々はこれらのピラミッドは現地の人々が積み重ねたものだと思っていました。なぜなら、このような行為は現地ではごく一般的なもので、島のあちこちで見られていたのです。グイマルにはこのようなピラミッドはかつて9基ありましたが、今は6基しか残されていません。
1991年、人類学者であり、探検家でもあったトール・ヘイエルダール氏は、いくつかの発見により、これらのピラミッドはランダムに建てられたのではないという結論を出しました。
一、ピラミッドの角部分の石にはまだ人為的な痕跡が残っており、明らかに処理されたものであることを証明しています。
二、基壇も整えられました。
三、ピラミッドに使われた石材は火山岩であり、周辺からとれるものではありません。
四、夏至の日、最大のピラミッドの平台から2回夕日が見られます:高い山の山頂から日が沈んでいき、山腹から再び姿を現し、そこから2回目の夕日が見られます。
五、全てのピラミッドの西側に階段があり、冬至の日の早朝、その階段から日の出が見られます。
しかし、ピラミッドの建設時期も、一体誰が何のためにこれらのピラミッドを建てたのかも、今のところまだ解明されていません。カナリア諸島の先住民であるグアンチェ族(Guanches)ですら答えられないのです。
――正見ネットより転載
(作者・意文/翻訳編集・天野秀)
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