今から30年以上も前、まだロシアがソ連だったころ、重量1560トンの貨物列車のエンジン停止し、システム障害が起き、制御不能な状態で、UFOにコントロールされて50キロも前進したという事件が発生した。この奇聞はマスコミによって公開されている。
1985年2月17日、貨物列車がニュー・ペスキ駅付近、運転士が列車の右側に規則正しい幾何学模様した半透明のUFOが現れ、列車と平行して移動しているのに気づいた。UFOは光を放ち地面を照らしていた。
しばらくしてUFOは列車を追い抜くと、約50メートル先に停止した。運転士慌てて緊急ブレーキを作動させ、エンジンも停止させた。列車は止まらない。ディーゼル機関車は240トンもの重量あった。しかし未知なる力に上に引っ張られ、列車は前進し続けた。運転士は唖然とし、どうしようもできなかった。
そのUFOの直径は4メートルで静かに浮遊し続けていた。運転士は駅スタッフのゾーヤ・パンスコワ氏に状況を報告したが、あまりにも常識を逸する話で、彼女は相手が何を言っているのか全く分からず、当直室を出て列車を迎えに行くしかなかった。
しかしホームに出た彼女はそこで驚きの光景を目にした。貨物列車が物凄いスピードで駅に接近し、列車の先頭に赤いUFOが浮いていた。
そして列車が駅のホームに入るとそのUFOは一旦離れた。しかし列車は止まることなく走行し続けた。
その後、列車が駅を出た途端、UFOが再び姿を現した。すると列車は衝撃を受けたように、時速60キロから一気に30キロに減速し、その反動で運転士はフロントガラスに激突したが、幸運にも重傷には至らなかった。
その後、UFOにコントロールされ、列車は再び加速し始め、ザスタバ駅まで走行した。UFOは列車と戯れた後、音もなく消えていた。
列車が停止した後、メカニックのオルロフが車輪を点検した。彼は「これほど酷い走り方では、車輪が四角くなる」と嘆いていた。
その時、急に空から光を当てられ、身動きが取れなくなった。その後、再び目の前に球体が現れ、列車は「幽霊列車」のように、未知なる力に引っ張られ動き出した。
この70輌編成の貨物列車はエンジン停止し、制御システムも作動しない状態でUFOに引っ張られ1時間20分の間、走ったり止まったりしながら50キロも前進した。そして2回目の停車後、UFOは瞬時に人々の視界から消えたという。
当事者の誰もが、かなりのショックを受けた。運転士の二人は回復まで時間を要した。強いて良いことと言えば、UFOに引っ張られ50キロ走行したが、燃料を使用せずに済んだということだった。
後にこの列車の走行記録により、事件の信憑性が確認された。事件が発生する前、クティズマ駅のスタッフも球体UFOを観察していた。
この貨物列車を牽引する力はどこから生み出されたのか、どのようなメカニズムで列車の操縦ができたのか、燃料も消耗もせずに列車をどう動かしたのか、UFOが残した数々の不思議な謎。人類がこの謎を解くまで、まだまだ時間かかりそうである。
(翻訳・仁徳)
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。