私たちの体を構成する分子細胞、組織、器官は、その生命力を維持するために水によって栄養を与えられる必要があります。水分補給は長寿に大きな影響を与えます。

アメリカのライフスタイルガイドサイト「LifeHack」の記事では、水を飲むことで様々な健康効果が得られるという最近の研究結果を紹介しています。

1.創造性の向上

「Frontiers in Human Neuroscience」誌に掲載された研究によると、30日間、水だけを飲み続けると、脳の反応が良くなったそうです。

脳が効率的に機能するためには多くの酸素が必要ですが、水には酸素が豊富に含まれているため、脳を刺激して思考を鋭くし、集中力を高めることができます。

研究によると、1日にグラス8～10杯の水を飲むと、認知能力が30％も向上すると言われています。

2.老化の抑制

水を飲むことで、肌に十分な潤いを与え、老化のプロセスを遅らせることができます。

水は肌を健康にし、柔らかく、ふっくらとした明るい肌にし、シワを防ぎます。

また、筋肉の弾力性を維持する効果もあります。

そのためには、純粋な水を飲むことが不可欠です。

42歳の母親であるサラ・スミスさんは、30日間純水だけを飲んでみたところ、10歳若返ったことに気づきました。

慢性的な頭痛と消化器系の問題を解決するために、彼女は1日に3リットルの水を飲み始めました。

たった1ヶ月で、体の不調が解消されただけでなく、慢性的な肌の乾燥もすっかり良くなっていました。

「自分の顔の変化が信じられないほどで、まるで別人のようです。 目のクマがすっかり消え、シミもなくなりました。 私の肌は、子供の頃とほぼ同じように透明感があります。…… また、体が引き締まった感じがします。調整のためにしたことは、水を多く飲むことだけなので驚きです」と彼女が語っています。

3.免疫力の強化

スロバキアのことわざに「純粋な水は、世界で最初の、そして最も重要な薬である」というものがあります。

水は、体の機能を再生するための最高の触媒です。

十分な水を飲むことで、肝臓と腎臓の機能を良好に保つことができます。

これらの臓器は、血液中の有害物質や老廃物、塩分を除去します。

米国の健康サイト「FullFitSure」によると、十分な量の水を飲むことで、体内のpH値が中和され、腎臓結石などの病気に対する免疫力が高まり、痛み（体の痛みや頭痛を含む）が緩和されるということです。

4.心臓がますます健康

また、水を飲むことで、血液が濃くなるのを防ぎ、血圧や心筋梗塞のリスクを減らすことで、健康な心臓を維持することができます。
就寝1時間前にコップ1杯の水を飲むと、心筋梗塞や脳卒中の予防に効果があると言われています。 心臓は酸素を含んだ新鮮な血液を大量に臓器に送り込んでいます。

「The American Journal of Epidemiology」に掲載された6年間の研究によると、1日にグラス5杯以上の水を飲む人は、グラス2杯以下の人に比べて心臓発作を起こす可能性が41％低いことがわかりました。

5.骨が強くなる

水を飲むことで半月板が強化され、関節の損傷が緩和され、柔軟性が増すという研究結果があります。

6.体重減少に効果がある

30日間続けて水だけを飲むことで、重要な器官からたくさんの有害な毒素や老廃物が取り除かれ、体がきれいになり、お腹の脂肪が減りやすくなります。

水を多く飲み始めたばかりの頃は、水分補給によって体重が増えることがあります。

しかし、そうであっても、水は効果的な食欲抑制剤となり、すぐに空腹感が減り、体重が減りやすくなります。

米国栄養士会のスポークスマンであるアンドレア・N・ジャンコリ氏が言うように、食前にコップ1〜2杯の水を飲むと、満腹感が増して食べる量が減ります。

7.新陳代謝の促進

日常的に水を飲むことで、代謝を高めることができるという研究結果があります。

ドイツの研究では、朝起きて16オンス（454ml）の水を飲むと、代謝機能が24％向上するという結果が出ています。

なおこれ以下の量の水を飲んでも効果はありません。

（翻訳：里見）