犬の散歩をしているとき、近所のゴミ箱から赤ちゃんの泣く声を聞いた女性が、捨てられた生まれたばかりの赤ちゃんの命を救いました。その女性は、へその緒が首に巻かれたままでゴミ袋の中に入った血まみれになっている赤ちゃんを発見しました。
赤ちゃんは7月16日に発見されましたが、正確にどのくらいの間、ゴミ箱に入っていたのかは不明のままでした。その赤ちゃんは、健康面も問題なく、無事生き延びることができました。赤ちゃんは男の子でした。「神様が私にその場所を通るようにお導きくださったんだと思います」と発見者のシンシアさんは言いました。その時、彼女は愛犬のフラウンダーとちょうど散歩していたのです。
ちょうど彼女が散歩しているとき、近くの教会の駐車場においてあった青いゴミ箱から泣き声が聞こえたそうです。彼女が、そのゴミ箱の中に入っていたゴミ袋を破ると、なんと赤ちゃんが捨てられていたのです。
「見つけたときは、その赤ちゃんが生きていることが分かりましたが、とにかくはやく助けないと時間がないと思いました」とシンシアさんは話していました。
彼女はまず急いで救急車を呼び、その後、近くに住むタマラさんも救助に加わり, 赤ちゃんの首に巻き付いていたへその緒を緩め、赤ちゃんの気道を確保することに成功しました。 そうこうしているうちに救急車が到着し、ニューハノーバー地域医療センターに赤ちゃんは運ばれました。
ウィルミントン警察はその後、フェイスブックに次のような記事を投稿しました。「本日発見された新生児は健康で元気だとのことです。本日午後5時頃、ゴミ箱に捨てられた赤ちゃんの母親を探しています」
ノースカロライナ州の法律によると、親が子供の世話をすることができない場合、出生後7日以内に第一応答者、ソーシャルワーカー、または医療提供者が赤ちゃんを養子にする権利があるとされています。
シンシアさんは、赤ちゃんを見つけとても衝撃を受け、その日の夜はあまりぐっすりと眠れなかったそうです。「目を閉じるたびに、自分がゴミ袋を開け、赤ちゃんを発見した時の光景が浮かんできました。ただ、その赤ちゃんは、幸運で、特別な赤ちゃんだったんです。最初から神様から祝福されていました。赤ちゃんが大きな声で泣いていなければ、私も横を通っても全く気づかなかったでしょう」
赤ちゃんが捨てられた2日後、21歳のマユリ・エステファニー・カリックス=マセドが逮捕され、殺人未遂容疑で起訴されたとWECTが報じました。
「神様は絶妙なタイミングで私がその場所を通りかかるように段取りしてくださいました。天使が私をそこに連れて行ってくれたのです。赤ちゃん、そして赤ちゃんの母親のためにみんなで祈りましょう」と自身のフェイスブックページにコメントを投稿しました。
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