ある年配の女性が、30年間使用していたソファに41,000ドル(約420万円)を隠して貯めていた。しかし、ある日、彼女が手術を終えて自宅に戻ってくると、古いソファがなくなっていることに気づいた。
実は、娘が母親が快適に過ごしてもらえるように、少し大きめのソファをプレゼントしたのだ。一方、古いソファはニューヨークのニューパルツの救世軍(軍隊式のキリスト教団体)の店で、3人の若者が20ドル(約2,000円)で購入した。
3人のルームメイト、リース・ワークホヴェン、キャリー・グアスティ、ララ・ルッソはその古いソファにお金があることを発見し、非常に興奮した。
Roommates buy $20 used couch, find $40,000 in cash – http://t.co/BNLqOGXEHq pic.twitter.com/2HqaFEVfix
— KOMO News (@komonews) 2014年5月15日
「あれには本当に心の底から驚きました。」とワークホヴェンはニューヨークのCBS放送で語っている。
「あのとき、近所の人達は私達が宝くじに当たったとか、何か絶叫するようなことが起きたのだろうと思ったでしょう。」とグアスティは言う。
彼らはプラスチック製の封筒をソファから引っ張り出し、興奮しながら現金を数えた。20分後、積み重ねたお金は合計41,000ドル(約420万円)だと分かった。まず最初に彼らはこのお金を何に使おうかを考えた。
「このお金で母さんに新しい車を買ってあげられたらなあ。」とワークホヴェンは小さな抵抗を漏らす。
「母さんが今乗っている車はポンコツだし、ブランド品の新車を買って驚かせてやりたいんだ。」
他にも彼らは、奨学金の返済や世界を旅行して回ることについて話した。
しかし、そのとき、あの封筒が注目を集め、彼らの空想を止める。封筒に、ある女性の名前が書かれていることをルッソが見つけたのだ。
「私達はこれまでに、お金というものの道徳についてたくさん討論をしてきました。」と、ルッソは言った。
「そのお金がどんな人のものであっても、元の持ち主に返すべきだと、全員が同意しました。だって、そのお金はその人のものです。私達が自分で稼いで得たものではありません。」
Three college students in NY found $40,000 in a couch they bought at Salvation Army. http://t.co/z35r8ZAqmV pic.twitter.com/g8CYIrg63o
— ABC7 News (@abc7newsbayarea) 2014年5月15日
翌日、彼らは書かれていた女性の名前を基に、電話帳から電話番号を調べて、女性に電話をかけた。
「私は、『おそらくあなたのものであろうというものを見つけました。』と言い、電話の向こうで女性は、『何を?!』と言いました」
「続けて、『あるソファを見つけたんです。』と言うと、彼女は『なんとまあ、私はそのソファに大金を入れっぱなしにしてしまっていたのよ。』と言いました。」
3人の善良な若者達は、とても嬉しそうに感謝をしているその女性にお金を届けた。
「彼女は、『私の夫が天国から見てくれていて、こうなったでしょう。』と、とても素敵なことを言っていました。」と、グアスティさんは語った。
(大紀元日本ウェブ編集部)
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