第11回朝日杯将棋オープン戦本戦が17日、都内で開かれ、藤井聡太五段が最年少棋戦優勝を決めた。日本将棋連盟は同日、昇段規定を満たしたため、藤井五段は六段に昇進したことを発表した。
準決勝で羽生善治竜王VS藤井聡太五段の対局で藤井五段が119手で羽生竜王を破り、決勝へ勝ち進んだ。決勝では、準決勝で久保利明王将に勝った広瀬章人八段と対局し、藤井五段が広瀬八段を117手で破り、初優勝を決めた。
一般試合での初優勝を飾った藤井五段は、このたび、六段昇段規定にある「五段昇段後全棋士参加棋戦優勝」を満たしたため、六段に昇段した。さらに、15歳9カ月で最年少棋戦優勝記録を打ち立てた。昨年6月に引退した加藤一二三九段が1955年に優勝した「六・五・四段戦」の15歳10ヶ月(当時)を塗り替えた。
藤井聡太五段が最年少棋戦優勝!
羽生竜王・広瀬八段を破り第11回朝日杯将棋オープン戦本戦を制しました。同時に「五段昇段後全棋士参加棋戦優勝」を満たしたため、六段昇段となりました。https://t.co/MS6jnzjMhu— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) February 17, 2018
(文・甲斐天海)
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