草津よいとこ一度はお出で
ハドッコイショ ♬
お湯の中にもコリャ花が咲くヨ
チョイナ チョイナ ♬
「メロディーロード」という粋な計らいがされている草津道路(国道292号線)。車窓越しに聴こえてくる「草津節」が、早くも湯船につかってくつろいでいる自分の姿を想像させてくれます。
この「草津節」は、大正の時代、芸妓の竹寿(たきじ)さん(大島たみ女史)が、三弦化(三味線曲)し、座敷唄としてもてはやされ、浴場でも盛んに唄われるようになったそうです。
「草津よいとこ一度はお出で お湯の中にも 花が咲くよ」の、間拍子に使われる“ドッコイショ”は湯もみの時に使われ、“ハドッコイショ”はお座敷の時に使用されるそうです。
草津温泉は源泉の温度が高いことでも知られています。主要な6つの源泉のうち、最も低い「西の河原(さいのかわら)」が49.3℃。最も高い「万代鉱(ばんだいこう)」は94.5℃です。当然このままでは入浴することはできません。とはいえ真水を入れて温度を下げたのでは、温泉の効能も薄れてしまいます。そこで、入浴に適した温度に下げるために、六尺板による「湯もみ」が考え出されたそうです。
お医者様でも…草津の湯でも…と謳われたように、現在も100パーセント天然温泉としての効能を維持していることでしょう。
湯もみと踊りショー
湯もみの体験
熱乃湯 〒377-1711 群馬県吾妻郡草津町草津414
(文 こずえ)
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