どうしたら豚にならずに済むでしょうか？『西遊記』の猪八戒は厳しい教訓を経ながらその方法を学び取ったようです。元々は天界で8万人の仙兵を指揮する天蓬元帥（てんぽうげんすい）でした。しかし、酔った勢いで月の女神・嫦娥に強引に迫ったため、鎚で2000回打たれる刑罰をうけ、地上に落とされます。こうして、腹が出て耳がとがり、鼻の突き出た豚の妖怪としてこの世に生まれ落ちたのです。

　慈悲の神である観音菩薩は、彼に天に戻る機会を与えるため、天竺に経典を取りに行く三蔵法師と孫悟空のお伴をするように猪八戒を諭します。

　女好きが弱みの猪八戒は、ある日、村の若い女性をさらい、無理に結婚しようとします。その時、三蔵法師と孫悟空が通りかかり、孫悟空は猪八戒を倒し、恐怖で青ざめていた女性を救い出します。猪八戒は改心して三蔵法師の弟子となり、三人で取経の旅を続けることになります。

　神韻の公演で孫悟空が猪八戒を捕まえた瞬間をご覧になりましたか？

（神韻芸術団フェイスブックより）