健忘症を撃退する健康法

【大紀元日本1月17日】健忘症の最大の原因は加齢だが、若年層に広がる傾向がある。若年の健忘症は、継続的なストレスや緊張、疲労、睡眠不足などにより引き起こされた脳循環障害や脳細胞疲労が関わっていると考えられている。その他には過度の喫煙、飲酒および栄養素のアンバランスなども健忘症の原因となる。治療法としては、病因を除去するほかに、補助治療として以下の方法がある。

眼球の水平運動

イギリスの研究によれば、眼球の水平運動は、過去の記憶を蘇らせる効果があるという。忘れた事を急に思い出したい時、眼球を30秒間左右に水平運動すれば、効果が得られる。眼球の水平運動は大脳の左右半球の連結を改善する効果があり、この連結は過去の記憶を蘇らせると言われている。研究によれば、眼球を左に回せば、右脳の機能を活発にすることができ、眼球を右に回せば、左脳の機能を活発にすることができる。

野外の散歩

米国ミシガン大学の研究によれば、野外の散歩は記憶力を高める効果があるという。都市生活の賑やかな環境と娯楽は記憶力と集中力にマイナスの影響を与えるため、この環境を離れて自然の中で新鮮な空気を吸うことにより、心身がリラックスし、短期記憶力を20%も高めることができる。

ブルーベリーを食べる

米国とカナダの研究によると、ブルーベリーを多めに食べる高齢者は記憶力をアップすることができるという。記憶力が軽度に低下した70歳以上の高齢者を二つのグループに分けて実験を行ったところ、ブルーベリージュースを飲んだグループはプラシーボの液体を飲んだグループより記憶力が改善したと研究者らは報告した。

朝食を食べる

カナダのトロントで行った研究によれば、61歳から79歳までの男女を対象に記憶力テストを行った結果、朝食を食べる人の方が食べない人より点数が高かったという。

一方、朝食を食べる子供は朝食を食べない子供よりテストの成績が優れているという研究報告もある。

(翻訳編集・幸生)