【大紀元日本10月4日】修煉とは、心身の両面から生命の質を向上する方法であり、修煉者はまず良い人から、更に良い人になることを目指し、身体の変化を得ると共に、心身の浄化に達することができる。以下に紹介するのは、台湾の法輪功修煉者が刑務所の管理者と協力し、修煉を通して受刑者の更生を試みた結果、非常に良い効果を得た例である。
1958年、台湾の台北県三峡山岳地帯に生まれた林嘉祥さんは、幼い頃から貧しい生活で苦労した。小学校卒業後は進学できず、靴工場の見習いになった頃から人生の道が歪みはじめた。18歳で暴力団の一員になり、借金の取り立てを生業とし、金があれば賭博や酒に溺れ、喧嘩の強さで周囲に知られるようになった。33歳の時には麻薬を常習するようになり、高価な麻薬を手に入れるため麻薬密売の道に走った。
1992年、麻薬の常習と麻薬密売の罪で無期懲役を科せられ、台北刑務所に収監された。服役中も、飲酒、賭博、暴力などの悪習は止まず、繰り返し規則違反で罰を受け、6回の仮釈放申請はすべて却下された。
2003年、法輪功に出会い、本気で修煉を始め、真善忍の法理に従って自分を律するようになった。それまでの悪習が止み、殴られても殴り返さない忍耐、寛容の心を持てるようになった。
修煉を始めて1年後、仮釈放が許可された。出所後、彼は友達と一緒に運送業を始め、安定した生活が送れるようになった。
自分の更生過程を振り返り、林さんは次のように述べる。「私は幸運にも法輪功に出会いました。もし法輪功に出会えていなかったら、更生は不可能だったと思います。たとえ服役中に良い行動をしていても、出所後必ず元に戻ることは周囲の多くの実例を見れば分かります。私は法輪功に出会ってから釈放されるまでの1年間に、法輪功の素晴らしさが分かり、揺るぎなく修煉の道を歩むことができました」
林さんのケースは、法輪功を修煉して更生した実例として、受刑者の教育のために使われている。
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