【神韻公演】ロータリークラブ会長「信仰がマナーに表れる」

【大紀元日本2月22日】2月21日夜、神韻日本ツアーの最終公演が、兵庫県西宮市の県立芸術文化センターで行われた。平日にもかかわらず多くの観客が訪れた会場では、男性の勇壮な踊りや女性の柔らかで優美な舞いに大きな拍手が送られ、観客は天上を思わせる美しい世界に魅了された。

地元西宮から鑑賞に訪れたロータリークラブ会長の久保信彦さんと夫人は、「神様を敬う気持ちを持たせるような演目が多かった」と話す。

その感想の通り、米国ニューヨークを拠点に活動する神韻芸術団は、天上の神から伝えられたと言われる中国伝統文化の復興を目指し、海外にいる華人アーティストが中心となって2006年に設立された。演目には神仏への信仰の大切さを伝えるものも多く、ハイテクを駆使したバックスクリーンにも幾度となく神や仏の姿が描き出される。

社会奉仕を大きな目的の一つとするロータリークラブで会長を務める久保さんは、「神仏を信仰することは、マナーや道徳にも関係する」と話す。

久保さんは、中国大陸で今も迫害を受けながら信仰を堅持している勇気ある人々を描いた演目について、「信仰は自由であるべきで、一切束縛してはならない」と強調した。

また普段から音楽が好きだという久保さんは、二胡の演奏について、「あと2、3曲演奏してもらいたかった」と話す。

「二胡の音は、人間の声に近い。ものすごくなじみやすいというか、癒される音です」

夫人は、舞踊の演目で「(ダンサーが)頭の高さを一定にして、流れるように動く歩き方に感心した」と話す。それは、跳躍や回転などの大技ばかりでなく、一見何気ない動きも中国古典舞踊の高度な技に裏打ちされていることへの発見であろう。

「本当に来てよかったです」

それが神韻を鑑賞した久保さん夫妻の一致した結論であった。

 (瀬戸)