「新京報」の報道によると、北京動物園で3日、双子のメスの赤ちゃんパンダのうち1匹が母親の下敷きになり、生後約20時間で死んだ。
飼育員によると、2日午前、双子を生んで初めて母親となったパンダは興奮気味で、体力の消耗がとても大きかった。母パンダは赤ちゃんの声が聞こえるとすぐに体を動かし、自分の乳首を探したり、赤ちゃんパンダのあちこちを舐めたりしていたという。
3日の早朝4時30分頃、悲劇は起こった。すでに20時間以上休んでいなかった母パンダは居眠りをし、壁の隅で体を動かしたところ、不注意にも赤ちゃんパンダを圧死させてしまった。飼育員はかすれた叫び声を聞いていたが、監視カメラは母パンダの後ろ姿しか捉えていなかった。10分後、赤ちゃんパンダは母の懐から地面に滑り落ちた。
赤ちゃんパンダを失った母パンダは食欲を失い、産室で赤ちゃんパンダを探したり、両爪で床板をひっかいたりしたという。
北京動物園の副園長・張金国氏によると、パンダの赤ちゃんが生まれたのは2007年以来のことで、今回のような事故は予想外だった。双子のもう1匹の赤ちゃんは、四川省雅安市のパンダ繁殖施設で人工飼育されており無事だった。
(翻訳編集・李YS)
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