【大紀元日本12月25日】
Q: 最近ずいぶんたくさん、神韻公演の記事が載っていますが、難しいことが長々と書いてあったり、「すばらしい!」「美しい!」「感動的!」といった感想ばかりが載っていて、もう一つよくわかりません。
そこで、神韻公演って何なのか、私のようにほとんど何も知らない者にも分かるように教えてもらえませんか。
A: 神韻公演は、ニューヨークを拠点に活動する神韻芸術団の世界巡回公演で、2007年3月と2008年2月にも日本に来たことがあります。団員は全て海外在住のアーティストで、そのほとんどが中国人です。小さいときから海外で育った人もいますし、中国で一流のアーティストとして活躍しており、その後海外に移住して神韻芸術団に加わった人も数多くいます。
神韻芸術団設立の目的は、世界的に道徳が荒廃した現代社会にあって、人類の正統な文化である神伝文化(神が人類に伝えたといわれる文化)を復興させることです。
では、なぜ中国なのでしょうか?
中国は古くには「神州」(神の国)と呼ばれ、太古には神と人が共生していたと言われます。そのため、中国の文化は本来、神を敬い、善と徳を重んじるもので、神伝文化とも呼ばれる崇高で純粋なものでした。ところが、半世紀前、無神論を振りかざす共産党が中国の地を支配し、5千年来の伝統文化をことごとく破壊することによって、人々の心はすさみ、道徳も荒廃してしまいました。そんな中、神伝文化の復興を願って立ち上がったのが、神韻芸術団というわけです。
ですから、彼らの公演の演目は、舞踊であれ歌であれ、純粋なる善と美を追求したものばかりです。公演を鑑賞した人の多くが、感動に涙し、「心が研ぎ澄まされたようだ」と語るのはそのためです。現代社会に生きる私たちにもかすかに残る、神に通じる純粋な心に打ち響くものがあったからでしょう。
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