【神韻芸術】中国大陸からの観客 「『神韻』に巡り会えたことは私の光栄です」

【大紀元日本2月18日】アジア大洋州ツアー最初の公演地、東京での「神韻芸術祭」公演3日目が2月15日夜、盛大におこなわれた。

会場は、東京都内でも「文教区」の美名をもつ文化豊かな文京区にある「文京シビックセンター大ホール」である。

当日の「神韻」公演後、中国から日本へ出張に来ていた盛欣禹さんが、あふれる感情を抑えきれない様子で、「神韻」に出会った感激を記者に話してくれた。

「『神韻』の演目には、強烈な『感染力』がありますね。私は本当に感激しましたよ」と、盛欣禹さんはまさに驚嘆の様子だ。

「演目ごとに幕が上がるたびに、私の心は期待に膨らむのです。一つ一つの演目を見終わるごとに、それらがすべて最高のものに思えてしまいます。『萬王が世に下る』の神々しさ、『波間で舞う仙女』の艶やかさ、『頂碗舞』の優雅さ、『箸の舞』の豪快さ、『大唐の鼓吏』の勇猛さ、『満州族の踊り』の優美さ、どれも皆素晴らしいです。特に印象的だったのは、『忠を尽くし国に報いる』と『善念が佛縁を結ぶ』、それに『覚醒』ですね。これらの演目は、私の心の奥底に、温かくて、そして永遠の感動を与えてくれました!」

盛欣禹さんが感慨深げに話す言葉のなかに、この「神韻」が彼の心身に与えた「洗礼」のほどが伺える。

「次の演目を期待しながら、その一方、公演が終了してしまうことを恐れるという矛盾した心理状態のままで、ついにステージは終演となってしまいました。私は、『神韻』で見た舞踊の美しさを回想しながら、自ら考えたのです。なぜ、これほど美しいのだろう。会場から離れるとき、ふと私の目に入ったのが、出口付近に掲示してあった『神韻』の広告ポスターでした。『神韻』の二文字が、私の網膜に飛び込んできました。わかった! 神伝文化、神が伝えた韻律、これこそが最もふさわしい説明ではないか、と」

盛欣禹さんの感動はまだ続く。「百聞は一見に如かず」の通り、盛欣禹さんが「神韻芸術祭」から掴み取ったものに、少しの迷いもない。

「実際に見る前にも、メディアや広告などによって『神韻』が素晴らしいことを聞いていましたので、いろいろ予想したり期待したりしていました。しかし今日、幕が上がって演目が始まったその時から、私は呆然としてしまったのです。ダンサーの衣装の美しさ、背景幕の華麗さ、どれを取っても私の想像をはるかに超えていたからです」

「心を落ち着かせて、舞台上をつぶさに見てみました。この美の源泉はどこにあるのだろう、と探して見たかったのです。そして私は見つけました。神韻の美、それは清らかで、純粋で、一点の曇りもない完全美なのです。たとえ舞台は大きくないとしても、その演目の中に込められた内容の大きさには、ただ感嘆するばかりです。出演者のもつ身韻と、神の神韻とが合致して見事な姿となる。目に映る万象と精神の万象との融合、それはもう言葉を超越したところのものです。静寂のなかに、ただ一つ『美』の文字がある。そのような馥郁として悠遠なもの、というしかないでしょう」

盛欣禹さんの並ならぬ表現力に、記者は感服してしまった。それに応えて盛さんは、「この舞踊はまさに天上のものですから、現世の私たちは何回も見るしかないでしょう!」

実は、初めに記者の取材を受け入れてくれたとき、盛欣禹さんは記者にこう言ってくれたのである。

「『神韻』に巡り会えたことは、私にとって光栄なことです!」

(記者・呉麗麗、翻訳・牧)